小泉進次郎元環境大臣が19日、『ABEMA Prime』の自民党総裁選の候補者9人による討論会に出演し、友人関係をめぐる過去のトラウマを明かした。父・小泉純一郎氏が元総理であったことから、中学校の入学式で「もう人生で友だちはできないと思った」という驚きのエピソードを披露。他の候補者含め、出演者たちを騒然とさせた。
歴代でも強烈なインパクトを誇った小泉純一郎氏の次男として生まれた小泉進次郎氏らしくもある仰天エピソードだ。番組では、日本の若者の将来、ネットで起こり続ける分断などをテーマに議論が交わされた後、候補者たちの人柄を知る意味で「友だちとは」というテーマで、価値観をそれぞれ語っていた。
小泉氏は「僕は中1で、もう人生で友だちはできないと思った」と切り出すと、「入学式で初めて会った同級生に『ねえねえ、君、小泉君でしょ。お母さんが、小泉君のお父さんは政治家だから仲良くしとけと言うから、友だちにならない?』と。びっくりして、俺はそうやって見られているんだと思ったら、もう小学校の時の友だち以外、友だちはできない人生になるんだなと思った」と、トラウマになる出来事があったと明かした。
「当時はもう友だちはできないと思ったが、ありがたいことにそんなことはなかった。社会に出てからも、友だちになれる人が出てきたし、今この総裁選を戦っていても、なんで俺のためにこんなに働いてくれるんだろう、動いてくれるんだろう、と。『政治の世界に友だちなんかいるわけがない』というのは、うちの親父が言っていたことで、ある意味真実だとも思うが、そんなこともないんじゃないかという思いも持っている。あの中1のトラウマは、その後の人生のいろいろな方との出会いによって、心が冷え切ったのが解消されていった」と笑顔で述べた。
また、総裁選の争点である選択的夫婦別姓については「選択肢を設けることは、今のままがいい、と言っている方の権利を全く侵害しない。私が総理・総裁になったら導入法案を提出して、国民的な議論も踏まえて決めればいい。国民の2割、求めている方がいるなら、その求めている方に、自分らしい生き方ができる選択肢を設ける、こういう日本を私は作りたい」と訴えていた。
(『ABEMA Prime』より)
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