自党の石破茂新総裁について、中国社会科学院の専門家は「地に足がついた政治家」と評価しながらも、アジア版NATOの創設は「緊張を高める」と警戒感をにじませました。
「保守政治家の中では比較的穏健な人物だ。石破さんは日中関係の安定と発展に貢献するかもしれない」(中国社会科学院・日本研究所の孟明銘氏)
中国社会科学院日本研究所の専門家は、石破氏は「クリーンなイメージで地に足がついている」と評価しました。ただ、集団安全保障の枠組みとしてアジア版NATO(=北大西洋条約機構)の創設を主張していることについて「東アジアの緊張を高め全体の利益にならない」と指摘しました。また、8月に台湾を訪れたのは「台湾海峡の安定に資するものではなく両岸関係を煽るものだ」と批判しました。
一方、北京市民からは、日中関係を改善させてほしいという声が聴かれました。(ANNニュース)