【写真・画像】 1枚目
【映像】1人だけ巨大化した集合写真

 『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が9月27日に放送され、集合写真で1人だけ“巨大化”する謎を調査した。

【映像】1人だけ巨大化した集合写真

 視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「私だけ巨大化した謎の写真」は、京都府の女性(46)から寄せられた次のような依頼だ。

『私はママさんバレーボールをやっているんですが、4年前の冬、練習後にメンバーたち20人ぐらいで記念写真を撮りました。その写真がとんでもないんです。他の人は普通なのに、私1人が巨人に写ってしまったのです。その巨人ぶりがおもしろくて、みんなに大笑いされました。一緒に写っている友達には「辛いことがあった時には、この写真を見る」と言われるぐらいです。ちなみに私の身長は159cmで、全く巨人ではありません。なぜこんな写真が撮れたのか真相を解明してください。できれば同じ写真をもう一度撮りたいです』

 依頼者の元を訪れ、まずは問題の写真を見せてもらう。すると、左端の依頼者だけが桁外れに大きく写り、仲間から「ガリバー」とあだ名をつけられるのも納得だ。

 当時の状況を再現するため、36度の猛暑日ながらメンバーに同じ上着を着てもらい、カメラの位置や距離、アングルなどを調整しながらセルフタイマーで何枚も撮影していく。すると中に1枚、依頼者が巨大化した1枚が出現した。

 その謎を解明するため、大阪芸術大学写真学科の林直客員教授にも協力してもらった。林さんによると、巨大化写真は「いろんな偶然が重なったもの」。具体的には、「広角レンズで撮っていると思うが、特性として横(画角の端)は引き伸ばされる。また、前の人は大きく、後ろの人は小さく写る現象がある」と分析する。

 そこで林さんがアドバイスしたのが、依頼者が2列目ではなく1.5列目の位置に立つこと。先ほどの特性と、1列目の人が座っていることで、依頼者がより大きく写るというのだ。再度、立ち位置を調整して撮影すると、なんと4年前と同じ“ガリバー化”が再現できた。

 その写真を見て、なぜか泣き出す依頼者。「協力してくれる方がいるからこそ。こんな暑い日にみんな集まって、また撮れたっていうのがうれしくて」と話すと、仲間から「ガリバー!」の声援が送られていた。

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