渋谷で起こった凶悪障害事件の真犯人が明らかに。その犯行直前の謎多き行動を、立ちんぼ少女が証言する。松本優作×藤井道人によるオリジナル連続ドラマ『透明なわたしたち』第5話は本ドラマ史上最大のシリアス回だ。
本ドラマは、過去と現在のそれぞれの事件が繋がり、衝撃的“真実”が明らかになっていく群像サスペンス。2024年の渋谷で起きた凶悪事件を引き金に、週刊誌ライターの主人公・中川碧(福原遥)は、事件の犯人が高校の同級生ではないかと疑う。疎遠になっていたかつての仲間たちと再会し、高校時代のある事件を回想しながら真相に近づいていく。
渋谷で起こった凶悪障害事件の犯人が、高校の同級生・尾関健(林裕太)だと知って衝撃を受ける碧。そんな彼女の前に、2万円で体を売るトー横キッズのサクラ(菊池姫奈)が表れる。
なんとサクラは犯行直前に尾関と出会っていたのだ。高校時代の文化祭の思い出を語る二人。その中で尾関はダンス発表会で扮したメイクを再現する。そして二人は別れた。
そんな出来事を話すサクラに「どうして私に会いに来てくれたのか?」と尋ねる碧。サクラは「お姉さん(碧)の記事を読んだ時に、この人ならばちゃんと書いてくれると思った。あのお兄さんは他の記事で書かれているような人ではないと思う」と訴えるのだった。
そして碧は拘留中の尾関との面会に臨む。高校卒業以来となる再会。しかし場所はガラス越しの薄暗い面会室だ。あまりにも悲しい。濁ったような瞳で碧を見つめる尾関は何を語り、碧は何を感じるのか?尾関の犯行動機と碧の心の揺れ動きに注目したい。