浜松で竜巻か…住宅6軒被害 台湾では冠水・落石被害も 秋雨前線と台風18号で
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静岡県浜松市で、竜巻とみられる突風が起きました。

■浜松で竜巻か 住宅6軒被害

最初の通報は、3日午後5時半過ぎ。場所は、東名浜松西インターチェンジ周辺で、少なくとも6件の建物に被害が出ました。

被害にあった住民
「すごい轟音が前の方から迫ってくる感じで、来たなと思ったら、家じゅうがすごい揺れと、いろんなものが飛んできて、バコーンとすごい音がして、いままで経験のない激しい音」

被害にあった住民
「すごい音がして、風ですかね。外に出たらこんな状態。通り過ぎるのは一瞬だった。見た方もいたみたいで黒い渦があったと」

被害にあった住民
「娘から“地震”だって電話きて、帰ってきたらこうなっていた。いた人に聞くと、耳が痛いくらいのすごい風と雨」

浜松で竜巻か…住宅6軒被害 台湾では冠水・落石被害も 秋雨前線と台風18号で
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■冠水落石… 身動き取れず

飛んできたガラスの破片で、12歳の男の子がけがをしました。静岡県西部と中部に、一時、竜巻注意情報が出されました。

大気の状態が不安定だった静岡県西部。本州の南岸には、秋雨前線が停滞していました。

その前線を刺激した台風18号は3日午後、台湾南西部に上陸しました。高雄市内の大通りは、見渡す限り冠水し、まるで川のようになりました。

台風18号の動きは遅く、ここ数日は、台湾海峡で停滞しています。そのため、各地で大雨が降り続き、上陸前から被害が出ました。

台湾当局の発表では、これまでに落石被害などで男性2人が死亡、1人が行方不明、219人がけがをしたということです。

台湾では、2日から、全土で、出勤や通学を停止する措置がとられています。商店街の店舗も、軒並みシャッターを下ろし、金融市場も2日連続で休場となっていて、経済にも大きな影響が出ています。

当初、北へ進む予想だった台風18号ですが、太平洋高気圧が張り出し、行く手を阻まれたため北上できず、後戻りするような予想に変わりました。

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