汚職事件への関与など5つの罪で起訴された、アメリカ・ニューヨーク市のエリック・アダムス市長が裁判所に出廷した。本人は無罪を主張しているが、市民からは非難の声が上がっている。
【画像】群衆から「辞任しろ！」と繰り返し非難されるアダムス市長
■市民からは非難の声が…
アダムス市長
「（Q.今週の調子は？）忙しいね。忙しい街だよ」
先週、収賄など5つの罪で起訴された、ニューヨーク市のアダムス市長が2日、裁判所に出廷した。
現在、市長は目撃者や起訴状に名前が挙がった人らと接触しないことを条件に釈放中の身だが、罪状すべてが有罪となれば、最長45年の禁錮刑もあり得るという。
アダムス市長（2021年11月）
「今回の出馬は、この街と、そこに暮らすすべての人のためでした」
2021年の市長選で初当選を果たし、就任3年目となるアダムス市長だが…。
起訴状によると、前職のブルックリン区長時代からおよそ10年にわたり、トルコの政府関係者らから、高級ホテルでの宿泊や航空券など、合わせて10万ドル（日本円にしておよそ1450万円分）や違法な寄付金を受領したという。
見返りとして、トルコ総領事館が入るビルに安全上の問題があったにもかかわらず、業務開始を認めるよう当局に圧力をかけたとされている。
こうした疑惑に対して、市長はこのように述べた。
アダムス市長（1日）
「何度も言うが、私は道を誤らないし、悪いことはしていない。裁判所に出廷はするが、代理の市長は必要ない。市長として街を率い続けるつもりだ」
2日の法廷でも、市長は無罪を主張した。
しかし、市民からは市長を非難する声が上がっている。
市長に抗議する群衆
「辞任しろ！」「辞任しろ！」「辞任しろ！」「辞任しろ！」
アダムス市長の次回の出廷は、来月1日に予定されている。
（「大下容子ワイド！スクランブル」2024年10月4日放送分より）
