高知県の研究施設で飼育されていた、世界最大魚類ジンベエザメ。大阪の水族館に引っ越しし、3日から一般公開された。
【画像】大阪・海遊館のシンボル「海くん」 高知・海洋生物研究所から引っ越し
■“新入り”海くん 全長4.7mで体重推定700kg
優雅に泳ぐ2匹のジンベエザメ。大阪にある水族館「海遊館」のシンボルだ。
そのうちの1匹、オスの「海(かい)くん」は、3日にお披露目されたばかりだ。
愛知県から来た客
「泳ぎっぷりがいい。来てくれてありがとうという感じです。見られて良かったです」
海くんはこれまで高知県にある海洋生物研究所で飼育され、2日の夜に初めて大阪にやってきた。
到着後、飼育員らが体の状態などを検査。海くんの推定年齢は7歳から8歳。全長4.7メートルで、体重は推定700キロだ。
ゆっくりとクレーンでつり上げられ、水槽まで運ばれた。そして、尾びれを大きく動かし深く潜っていった。
実は、この海くんは2019年から5年間、飼育・展示されていた海くんと“入れ替え”となった。
■代々受け継がれてきた名前「海」と「遊」
これまでいた海くんはというと…逆に高知県に向かい、そこから故郷(ふるさと)の太平洋へと放される。
小さな記録装置が付けられ、泳ぐ場所や暮らしを調査するという。
飼育員に見守られるなか、ゆっくりとトレーラーに乗せられ大海原へと旅立った。
海遊館 村上寛之館長
「とても複雑な気持ちですが、(元々いた)海くんがこれからも元気に海で暮らしてくれることを願っています」
2匹の名前だが、かつて一般公募でオスは「海」、メスは「遊(ゆう)」と名付けられ、代々受け継がれてきた。
村上館長
「これからもたくさんのお客様に見ていただけるように、のびのびと水槽を広く、本当にゆったり泳いでほしいなと思います」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年10月4日放送分より)
外部リンク