自民党・裏金問題、衆院選での非公認は12人に決定 森山裕幹事長「ルール、石破総裁の発言に基づいて決めた」
【映像】非公認について語る森山幹事長

 自民党は9日、選挙対策本部を開き、いわゆる裏金問題に関係した安倍派や二階派の議員12人について、27日の衆議院選挙において非公認とする決定、発表した。同日には衆議院本会議が開催され解散、衆院選へ15日に公示、27日に投開票が行われる見込みだ。森山裕幹事長は取材に応じ「ルールに基づいて、また総裁が今まで発言もしてこられたことに基づいて決めた」と説明した。質疑応答は以下のとおり。

【映像】非公認について語る森山幹事長

―選挙対策本部会議の内容、特に公認・非公認について。

 森山幹事長 本日、国会における党首討論を終えた後、衆議院が解散をされます。これに際しまして、我が党は先ほど石破総裁出席のもと、選挙対策本部会議を開催し、来る第50回総選挙における第一次の公認候補者として小選挙区265名、比例代表14名、計279名を決定をいたしました。今回の決定に際しましては、先般、石破総裁から示されました方針のもと、都道府県連支部連合会からいただいた申請、またそれぞれの選挙区の状況も吟味した上で判断をさせていただきました。結果として、政治資金パーティーを巡る記載があった議員等のうち、12名が非公認の扱いとなります。

 我が党はこの厳しい決断の上で、民主主義の根幹たる選挙において、国民の皆様に再び信頼をいただくために、総裁以下、全ての候補者が有権者1人1人と真摯に向き合い、どこまでも説明を尽くし、ご理解をいただくように全身全霊で戦う所存であります。

 今回の候補者擁立に際しましては、残された期間、主に比例代表において清新な女性候補を中心に更なる上積みを図るべく努力を続けてまいります。さらに本日、選挙区において公明党が擁立をされます11名の候補者につきまして、我が党として推薦を決定をいたしました。長年の信頼関係に基づき、自民党・公明党が連立与党として、国民のための政治を実現するため、一致結束をして必勝体制を構築してまいりたいと考えております。

―6名の追加の根拠というのは具体的にどのようなものか。

 森山幹事長 それはルールに基づいて、また総裁が今まで発言もしてこられたことに基づいて決めさせていただきました。

―不記載の額などではないという理解でいいか。
 森山幹事長 額を特別考えたわけではありませんが、それは結果として額がどうなったかということはあるかもしれませんけど、別にこの金額以上、この金額以下ということを決めたわけではありません。

―比例単独の扱いについては今日、出たのか。

 森山幹事長 比例単独の扱いにつきましては、また調整をさせていただかなければならないところが残っておりますので、10増10減の関係で選挙区を失われれば、現職議員がおられるところが一定の約束をしてきておりますので、そこはしっかりと守らせていただきたいと思いますが、その後約束をした後に、この不記載問題が出てきておりますので、それに関連をするところはさらに熟慮させていただきたいと考えます。

―福岡9区について、大家参院議員は公認されない今後追加公認される可能性はあるか。

 森山幹事長 やはりルールがございますので、院を変わる場合には、特に任期中の議員の場合につきましては、党からの要請がなされることが一つのルールでございますから、そのルールに基づいて、判断をさせていただいたということでございます。
ABEMA NEWS)

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