会社員のシュウヘイ（30）が、今年1月に婚約したエステティシャンのカホ（30）との結婚をためらっている理由や、自身の過去を涙ながらに語った。
10月10日、ABEMAオリジナル結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズ via ギリシャ』第4話が放送された。
本作は、なかなか結婚に踏み切れない2組のカップルが、7日間の海外旅行を経て、最終日に“結婚”か“別れ”のどちらかを必ず決断しなければならない、最も切なく愛に溢れた結婚決断リアリティ番組。スタジオではヒコロヒーがMCを務めるほか、さや香・新山がレギュラー出演する。
本来であればプロポーズから半年後、シュウヘイとカホは入籍する予定だった。しかし、シュウヘイの希望により、入籍は延期に。結婚を望んでいるカホは、モヤモヤした思いを抱えながら同棲生活を続けてきたが、2人の関係に答えを出すべく、ギリシャへ旅立った。4日目の朝、参加する2組のカップルは、男女に分かれて近況報告。その直後に行われたインタビューで、シュウヘイは「正直、眠れない日々が続いています」と不眠になるほど悩んでいる状況を明かし、さらに「結婚っていろんな責任があると思うんですけど、それに勝る、カホちゃんを幸せにしたいとか、好きっていう気持ちが今の僕には足りないのかなと思う」と、一歩踏み出せない理由を語った。
その後、2組のカップルは、アテネから飛行機で約1時間のところにある、サントリーニ島へ移動。ホテルにチェックイン後、シュウヘイとカホは話し合いの時間を設けた。その際カホは、浮気され苦しんだ過去によって生じた「男の人は浮気する」という自身の固定概念が、結婚できない理由なのかと尋ねた。シュウヘイが「そういうわけじゃない」と否定すると、カホは「ストレートに言って欲しい」とお願い。シュウヘイは少し黙り込んだ後、涙声で「昨日、自分が言ったこと思い出して、すごいカホちゃんのこと傷つけたなって思って。あれって本心じゃなくて言い訳」と反省を口にし、「言い合える関係がいいって言ってるけど、カホちゃんは優しいから受け入れてくれるじゃん。だから、カホちゃんの意見が欲しいって思って、ああいう伝え方しちゃったんだよね」と説明した。
そのうえでシュウヘイは、なぜうまく本心を伝えられないのか、その原因となっている自身の過去を告白。「お父さん亡くなったときに現実を受け止められなくて、1年ぐらい学校にも行ってなかった。そのとき母親に向かって、すごいひどいこと言っちゃったんだよね」と後悔を打ち明けた。この出来事がきっかけとなり、人を傷つけまいと、感情を抑えるようになったというシュウヘイ。「その1年をカホちゃんに見せていないから、そんな自分が結婚していいのかな？って思うし、自分の中でもすごい不安だった」と苦悩を語った。
さらにシュウヘイは「カホちゃんが幸せならそれでいい」と、自身の本音に蓋をし、必要な話し合いを避けてきてしまったと説明。カホも涙を流しながらシュウヘイの話に耳を傾け、「話してくれてありがとう」と感謝を伝えていた。
