テスラ社は10日、カリフォルニア州で開催されたイベントで、現在開発している様々な役割や課題を処理できる汎用型AIロボット「オプティマス」を発表した。イーロン・マスク氏も「あなたがやりたいことは何でもできる。犬の散歩をしたり、友だちになることもできる」と高評価。イベントではドリンクをサーブしたり、踊ったりと、多様な動きをしてみせた。2026年に約3万ドル(450万円)で生産・販売される予定だが、『ABEMA Prime』でもこのオプティマスの性能と、今後のAIと人間の未来を考えた。
「オプティマス」は、人間の動きや環境をAIが学習し、同時に複数のタスクをこなすことができる。植物に水をあげる、一緒にゲームをする、飲み物を渡す、荷物を運ぶなど、人間の日常生活をサポートしてくると期待が高まっている。ラッパーの呂布カルマ氏は「恋人にはなれるんですか?流行るか、流行らないかはそこだと思う。」と、恋愛対象にまで進化できるかと疑問を投げかけると、お笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇は「人形は『ドール』と言われるものがある。それに意識が入ったら、もう最終的に人類がいなくなるのでは」と苦笑いした。また呂布は「あれに好きな顔のシリコンを被せる、とかになる」と、さらなる進化があると言及した。
コラムニストの小原ブラス氏は用途について「1人で所有はもったいない。マンションに1台あって、1階の荷物を届けてくれるとか、ゴミ出しをしてくれるとか、共有型ならいい」と提案した。また従業員として考えた場合に、呂布は「人間を雇うより間違いがないかもしれない。サボったりもしないだろう」とコメントした。
呂布には、このオプティマスとラップバトルをしたらどうかという質問が飛ぶと「韻を踏むことだけに特化させたら(できる)。ただ機械がやる芸術に人間の心が震わされるか」と、AIにおける芸術作品と人間の感情の関係に思いを巡らせていた。
(『ABEMA Prime』より)
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