エステティシャンのカホ(30)が、婚約者の会社員・シュウヘイ(30)に、プロポーズした理由が「気遣い」だったことを改めて確認。婚約記念に贈られたブレスレットを返却し、「リセットしたい」と申し出る場面があった。
10月17日、ABEMAオリジナル結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズ via ギリシャ』第5話が放送された。
本作は、なかなか結婚に踏み切れない2組のカップルが、7日間の海外旅行を経て、最終日に“結婚”か“別れ”のどちらかを必ず決断しなければならない、最も切なく愛に溢れた結婚決断リアリティ番組。スタジオではヒコロヒーがMCを務めるほか、さや香・新山がレギュラー出演する。
カホは30歳の誕生日を迎えた今年1月にプロポーズされ、当初の予定では半年後に入籍する予定だった。しかし、シュウヘイの希望により、入籍は延期に。結婚を望んでいるカホは、モヤモヤした思いを抱えながら同棲生活を続けてきたが、2人の関係に答えを出すべくギリシャへ旅立った。サントリーニ島で迎えた旅5日目、シュウヘイとカホは、美しい白壁の街並みが続く静かな村・メガロホリを訪問。カフェで休憩しつつ話し合うことになると、カホは「改めてここまでの話を整理していくと、シュウヘイくんのプロポーズは私への気遣いだった」と淡々と語った。
シュウヘイは少し気まずそうにしながらも「うん」と返答。「言いづらいけど、気遣いでプロポーズしてる」と認めた。プロポーズの理由が気遣いだったという事実を、カホは冷静に受け止めている様子だったが、スタジオゲストとして出演した人気インフルエンサーでモデルの伊原葵は「きつくないですか?そんなこと言われたら…」とプロポーズされた側の心境を想像。ヒコロヒーも「何やそれってなりそうなもんやけど」と同調した。
その後もカホは「どうしたらシュウヘイくんが結婚したいって、気遣いじゃなく思ってもらえるのか」と建設的に話し合いを進行。しかしシュウヘイは、以前から度々口にしている「結婚に対しての責任感、重み」という言葉を繰り返した。カホは、結婚に責任を感じていることは「本当に素敵」と称賛したうえで「父親になる」「家庭を持つ」ということへの覚悟が「うまくついてこないのかな」と質問。子どもの頃に父親を亡くし、両親がそろっている家庭を知らずに育ったシュウヘイは「俺も理想は語れるんだけど、見てこなかった部分があって、どうしたらその理想につながっていくのか。そこがわからなくて」と結婚への不安を明かした。
話し合いが前に進まない状況を受け、カホは思い切った行動に出た。「プロポーズしてもらったけど、またシュウヘイくんに改めて考えて欲しい。だからもう、ある意味リセット」。そう切り出すと、カホは婚約の記念に贈られたブレスレットを、シュウヘイの手に返却した。さらにカホは「改めてちゃんと結婚したいって思ったら、また欲しいし、どんな結果であれ私は受け止めるから」と、涙で声を震わせながら覚悟を表明。その後も「このままだと私たちはダメだよね」「このまま帰ってもまた1月に戻ると思うの。それは絶対したくない」などと語り、強い意思を示した。
シュウヘイもカホの思いを真剣に受け止めた様子。「俺もカホちゃんに嫌われるとか全く考えずに、まっすぐぶつかっていくし、素直な気持ちを伝えていく。そのうえで改めて決断していきたい」と話していた。