“北朝鮮が道路を爆破” なぜいま?国内向けアピール?
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北朝鮮が南北を結ぶ道路を爆破した瞬間の映像です。
北朝鮮の思惑はどこにあるのか、ソウル支局長が解説します。

【写真】南北つなぐ道路 “爆破”の瞬間

■南北つなぐ道路を突然“爆破”

韓国側から見た、道路を爆破した瞬間の映像です。

道路爆破の瞬間
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道路爆破の瞬間
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煙が大きく立ち上りました。

爆破の前、奥には人影が見えます。

奥には人影が
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これらの人が爆破のスイッチを押したのでしょうか?

そして、もう1カ所。

もう1カ所
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韓国軍は、北朝鮮が15日 正午ごろ、南北を結ぶ京義線(キョンイセン)と東海線(トンヘセン)の2本の道路の一部区間を爆破したと発表しました。

2本の道路
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11日夜、北朝鮮側は、韓国側が平壌(ピョンヤン)に無人機を侵入させ、反体制ビラを散布したと主張。

反体制ビラ
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そして翌12日、金正恩総書記の妹・与正氏が、こう警告していました。

金与正 氏
「再び侵犯した際には強力な報復行動をとる」

金与正 氏
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与正氏は、2020年にもビラ散布への報復を予告した直後に、南北共同連絡事務所を爆破しています。

南北共同連絡事務所を爆破
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15日、韓国軍は、道路爆破への対抗措置として、軍事境界線の南側地域に射撃したと発表しました。一気に南北の緊張が高まったのです。

■直通道路を爆破 北朝鮮の思惑は?

ソウル支局 山本志門 支局長
「(北朝鮮で)韓国への憧れが広まっているとされ、憧れをやめろと」

ソウル支局 山本志門 支局長
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北朝鮮国内向けのメッセージ。ソウル支局長が北朝鮮の思惑を解説します。

ソウル支局 山本志門 支局長
「京義線と東海線のこの2つ、南北をつなぐ代表的な道路。特に京義線はソウルと平壌をつなぐ、まさに南北和解の象徴として、かつて物資の運搬などで使われていた。ただ南北関係が悪化してから、南北縦断という形では使われていません。道路の爆破は実質的な損害は薄く、ある意味『ショー』に過ぎない」

ソウル支局 山本志門 支局長
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では、なぜ爆破したのでしょうか?

ソウル支局 山本志門 支局長
北朝鮮は今年から韓国との平和統一を放棄し、『第一の敵』と位置付けている」
「もう一つは、北朝鮮の国内向け。韓国への憧れが広まっているとされ、放置しておけば体制の崩壊につながりかねない事態にまでなっている。道路の爆破は『憧れをやめろ』、まさに決別の象徴を見せつけているのだろうと思う」

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