総理官邸のそばに突っ込み逮捕された男。黙秘を続けるなか、男の父親が取材に応じました。
【写真】選挙戦さなかの永田町緊迫…総理官邸の柵に突っ込んだ容疑者の車
■容疑者の父語る“息子の素顔”
臼田敦伸容疑者の父親 臼田篤伸さん
「車がなかったので久しぶりに仕事に行ったのかなと」
父親がそう思った、19日朝。しかし、息子が外出したのは違う目的でした。
選挙戦さなかの永田町が緊迫しました。
自民党本部に手製の火炎瓶が5回ほど投げ込まれ、その後、600メートルほど離れた総理官邸の柵に車が突っ込みました。
現行犯逮捕されたのは、埼玉県川口市に住む臼田敦伸容疑者(49)。
警視庁公安部への取材で、家宅捜索ではポリタンクやガラス瓶25本などが見つかったことが分かっています。
臼田容疑者は父親との2人暮らし。
臼田容疑者の父親 臼田篤伸さん
「普段はほとんど話をしない。犬の世話で息子が散歩をする。そういう話はするが他は一切しない」
トラック運転手やインターネット関係の仕事を経て、現在は宅配の配送業をしていたといいます。
臼田容疑者の父親 臼田篤伸さん
「一言でいうと『わがままで自分本位な性格』。色んな会社に勤めていても、上司から要求や苦情があったときにけんかしちゃう。自分が折れることができない。普通の会社に勤めて対人関係のある仕事はできない」
取り調べに黙秘しているという臼田容疑者。
臼田容疑者の父親 臼田篤伸さん
「原発反対運動をずっと前にやっていました。その考え方をずっと持ち続けていたと思います。そういうことへの不満が募ったんじゃないでしょうかね」
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