アメリカのマクドナルドで大規模な集団食中毒が発生し、死者が出る事態となっています。食材からは「O157(オー157)」が検出されました。
【画像】米・マクドナルドで集団食中毒 栽培段階で汚染された可能性を専門家が指摘
■原因は「生タマネギのスライス」か
トランプ前大統領
「フライドポテトのカウンターで働きたいんだけど」
店長
「もちろん」
トランプ前大統領
「それで、いくら払ってくれるんだい?」
店長
「払うんですか?」
アメリカの大統領選が迫る激戦州ペンシルベニア州で、共和党候補のトランプ前大統領が訪れたマクドナルド。今回、再び注目された理由は、マクドナルドで発生した集団食中毒です。
CNN
「マクドナルドのクォーターパウンダーによって数十人が食中毒になったことの報告を受け、アメリカ政府は食品安全に関する警告を発表しました」
感染者はコロラド州とネブラスカ州を中心に合わせて10州に及び、これまでに高齢者1人が死亡。49人が体調不良を訴え、子どもを含む10人が入院しています。
CDC(疾病対策センター)は、腸管出血性大腸菌「O157」が原因だと説明しています。
マクドナルドは、次のように説明します。
マクドナルド
「食材として使われていた“生タマネギのスライス”が原因だった可能性がある」
■専門家は…栽培段階で汚染された可能性を指摘
原因とされているハンバーガーのタマネギは、どのように「O157」に汚染されたのでしょうか?
専門家は、栽培する段階で汚染された可能性を指摘します。
女子栄養大学短期大学部 平井昭彦教授
「例えば生野菜を育てるのに当然、水を使います。川の水を使ったとします。河川水が腸管出血性大腸菌に汚染されていれば、それだけで野菜が汚染されてしまう可能性はある」
マクドナルドは、感染が確認された地域周辺でクォーターパウンダーの提供を一時停止。ハンバーガーやチーズバーガーなどの商品に影響はなく、今後も提供を続けると説明しています。
(「グッド!モーニング」2024年10月24日放送分より)