『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズを手がけた直木賞作家・米澤穂信氏による『春期限定いちごタルト事件』と『夏期限定トロピカルパフェ事件』を原作としたTVアニメ『小市民シリーズ』が、2024年7月から放送された。
放送後には、続編であり四部作完結編である『秋期限定栗きんとん事件』『冬期限定ボンボンショコラ事件』を原作としたTVアニメ第2期が、2025年4月から放送されることも発表された。
『小市民シリーズ』のオープニング・エンディング映像および本編中では、作中のモデル地となった岐阜県岐阜市の町並みが印象的に登場する。本記事では、小鳩常悟朗役の梅田修一朗、小佐内ゆき役の羊宮妃那、堂島健吾役の古川慎らキャスト陣とともに『小市民シリーズ』のモデル地を巡った模様をお届けしよう。
忠節橋
岐阜市内を流れる長良川にかかる忠節橋。第1話で小鳩と小佐内が自転車で移動するシーンをはじめ、会話中のイメージシーンなどで登場する。橋の近くにある鉄塔も印象的だ。
岐阜北高等学校
小鳩たちが通う船戸高校のモデルとなった岐阜北高等学校。第1話で3人が対面した掲示板前や、小鳩を待つ小佐内が腰掛けていた昇降口前のベンチがある。なお岐阜北高等学校は、関係者以外の立ち入りや無断の写真撮影はできないので注意してほしい。
Princess Branche Patisserie KURA(プリンセスブランシュ パティスリー クラ)
第3話などで小鳩と小佐内が行った洋菓子店「ハンプティ・ダンプティ」のモデル。作中でも印象的だった存在感のあるカラフルな椅子は、店外からも目立っていた。
柳ケ瀬商店街
第2話や第7話などで登場する柳ケ瀬商店街。11月10日まで岐阜市内では謎解きをしながらスポットをめぐるスタンプラリーも開催されているが、そのスポットのひとつにもなっている。
みんなの森 ぎふメディアコスモス
スタンプラリーのスポットにもなっている、市立中央図書館や市民活動交流センター等からなる複合文化施設。図書館内には『小市民シリーズ』のパネルや特設コーナーも設置されている。また、制作中の小佐内のフィギュアも期間限定で展示中だ。
岐阜市観光案内所(JR岐阜駅内)
同じく11月10日まで、東海道新幹線車内で小鳩・小佐内・堂島の限定ボイスを楽しめるクイズが出題されている。クイズに参加すると特典ボイスが聴ける二次元コード付きしおりとオリジナルクリアファイルを岐阜市観光案内所で入手できる。モデル地をめぐるために東海道新幹線を利用した際は、チェックしておこう。
【公式HP】https://shoshimin-anime.com/
【公式X(旧Twitter)】https://x.com/shoshimin_pr
※Patisserieのaは、正式にはアクサンスィルコンフレックス付き。
取材・撮影・テキスト/kato
(C)米澤穂信・東京創元社/小市民シリーズ製作委員会