『探偵！ナイトスクープ』（テレビ朝日系）が10月25日に放送され、紙がありえない場所に着地したという経緯の再現に挑戦した。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「投げた紙がありえない動きをした？」は、北海道の女性（64）から寄せられた次のような依頼だ。
『我が家で、とても不思議な出来事が起こりました。私が2階から1階のリビングへ投げたはずの紙が、さらに奥にある部屋の机の上にピッタリと乗ったのです。これは位置関係から考えて、ありえないことです。それから半年以上、何度もやってみたのですが、紙が机の上に乗ったところは見ていないので、その瞬間が見たいのです。この不思議な出来事をもう一度実現してもらえませんか』
お笑いコンビ・麒麟の田村裕探偵が依頼者の自宅を尋ねると、夫婦の共通の趣味である競馬の出走表のコピーを手渡しするのが面倒くさいため、普段は妻が2階の自室から吹き抜けに紙を投げ込み、1階の夫に渡しているという。夫は「『投げたよ』と言うから探したらなく、部屋に行ったらここ（デスク）に乗っかっていた」と当時の状況を説明する。
本人達も「入るかいな！」と疑念を持つ中、4台のカメラを設置してチャレンジを開始。投げた紙は部屋の近くにすら落ちず、成功の兆しは全く見られない。根気と忍耐力が必要とされる依頼に、田村探偵は「この依頼俺じゃなかったらよかったのに」と口走ってしまい、「それだけは言ったらアカンね」とすぐさま反省。
視点を変え、2つの部屋の軌道上にある2階の廊下を飛び越えるように投げてみることに。試しにその廊下から紙を落としてみると、なんと紙が夫の部屋に入っていき、田村探偵は「一気に可能性が出てきた！」と目を輝かせる。そんな中での田村探偵の一投、廊下を越えて急降下した紙は、夫の部屋の入口でふわりと舞うと、中に吸い込まれてデスクの上に着地した。
リプレイ映像でその軌道を確認した3人は大喜びで、田村探偵は「良かったぁ。もう無理ちゃうかと思って寝そうやってん」と安堵の表情を浮かべていた。
