28日、中国・北京市内の小学校の校門近くで、子どもを含む5人が男に刃物で切り付けられた。先月、深セン市の日本人学校に通う男子児童が死亡した事件をはじめ、中国各地で子どもを狙った事件が相次いでいる。
【画像】北京で子ども含む5人切り付け 在北京日本大使館が注意喚起
■50歳男を取り押さえ 犯行動機は不明
中国・北京で28日、名門小学校の校門近くで、男が刃物で子どもを含む5人を切り付ける事件が起きた。
かばんを背負った子どもが歩道に倒れこみ、大人たちが必死に手当てをしている。
現場には、多くの警察官の姿があった。
目撃者
「子ども2人と保護者1人がひどいけがだった。地面に倒れていた」
「驚いた。もう家から出たくない」
地元警察によると、子ども3人を含む5人が搬送されたが、命に別状はないという。
犯行に及んだ50歳の男は、その場ですぐに取り押さえられたが、動機は明らかとなっていない。
小学校の校門には、さすまたを持った警備員が立つなど現場は厳戒態勢だ。そして、子どもを迎えに保護者らが集まっていた。
■在北京日本大使館が注意喚起
中国では先月、深センの日本人学校に通う男子児童が刃物で刺され死亡する事件が発生した。
今月に入り、広州市や寧波市でも、子どもを狙った事件が相次いでいる。
在北京日本大使館によると、今回の事件では、日本人は巻き込まれていないというが、注意を呼び掛けている。
在北京日本大使館
「外出の際は引き続き不審者の接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し、安全確保に努めるようお願いいたします。また、複数人で外出する等、十分な安全対策を取るようご注意ください」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年10月29日放送分より)
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