アメリカ大統領選挙の投票日まで29日で1週間となり、民主党のハリス氏、共和党のトランプ氏ともに激戦州で支持を訴えました。
「インフレを終わらせ、犯罪者の進入を阻止し、アメリカンドリームを取り戻す。カマラ(・ハリス)、お前はクビだ。ここから出ていけ」(トランプ前大統領)
トランプ氏はジョージア州で演説し、ハリス氏のせいでインフレがもたらされ、不法移民による凶悪犯罪が増えたと批判し、自らが大統領に返り咲くことで、アメリカを復活させると訴えました。
「ドナルド・トランプがさらに不安定で正気を失い、抑制されない権力を求めていることは誰の目にも明らかだ」(ハリス副大統領)
ハリス氏はミシガン州で演説し、トランプ氏が大統領に返り咲いたら「非常に深刻な結果を招く」と警鐘を鳴らし、自らへの投票を呼びかけました。
激戦州を対象とした世論調査では、10月に入ってからハリス氏の勢いが失速し、トランプ氏がわずかにリードしています。両陣営はまだ態度を決めかねている有権者への働きかけに向けて、残り1週間、総力戦を続けることになります。(ANNニュース)