先月31日、台風21号が非常に強い勢力で台湾に上陸した。今後、台風21号は温帯低気圧に変わるが、3連休の列島に災害級の大雨をもたらす恐れがあり、警戒が必要だ。
【画像】台風21号の強風…基礎から倒壊した建設現場のフェンス
■土石流の発生や道路冠水も
記者
「台風の影響で強風が続いています。こちらの鉄の囲いが風に吹かれて倒れました」
先月31日午後、台風21号は非常に強い勢力を保ったまま台湾に上陸した。
建設現場のフェンスは、強風で基礎から倒壊。さらに、大雨の影響で土石流が発生し、住宅街が水浸しに。道路に流れ出した水で、車が立ち往生している所もある。
当局によると、台湾中部では小型トラックが倒れた木に押しつぶされ、助手席の女性(56)が死亡したほか、台湾全土で200人以上がけがをしたという。
当局は引き続き、1日午前にかけて強い風や雨が続くとして警戒を呼び掛けている。
■暴風吹き…石垣島に影響 今後も警戒
一方、沖縄・石垣島周辺でも瞬間的に30メートル以上の暴風が吹き荒れた。
台風21号が接近している石垣市では風が徐々に強まり、ヤシの木の葉も大きく横にふれている。
観光客
「竹富島に行こうと思ってきたがフェリーが欠航で。(石垣島は)はじめてで、ちょっと残念…」
石垣島でダイビングサービスを営む店の代表は次のように話した。
WAKE UP CALL 兼本光恵代表
「今は傘も飛んでいってしまうだろうし、歩くのもちょっとという感じ。風と雨は強いです。3連休はいっぱい客の予約が入っていたので、どうしようかと」
この後、台風21号は進行方向を東寄りに変え東シナ海で温帯低気圧に変わる見通しだが、3連休の列島に災害級の大雨をもたらす恐れがあり、厳重な警戒が必要だ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月1日放送分より)
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