北朝鮮が先月31日発射したのは「最終完結版ICBM(大陸間弾道ミサイル)」と発表。その意味は。
■ミサイルは“最終完結版” 金総書記は大満足
発射の炎が白煙を染め…
最新型ICBM「火星19」ははるか彼方、宇宙へ…。
その発射を金正恩総書記が娘のジュエ氏とともに視察しました。大満足だったそうです。
また気になるのが、「火星19」を「最終完結版ICBM」としたことです。
コリア・レポート 辺真一編集長
「ICBM、破壊兵器の開発はこれからも続くと思うが、これで一段落をしたとみられる」
一方で、専門家はこうも指摘します。
コリア・レポート 辺真一編集長
「アメリカ大統領選で当選してトランプ氏がカムバックした場合、トランプ氏は金正恩氏に融和的で首脳会談に向かう可能性がある。北朝鮮はこの『火星19』をもって、いったん矛を収める。アメリカ大統領選の結果待ち」
こうした兵器開発などに、ウクライナに派兵された北朝鮮兵への月給が使われる可能性があります。
韓国・連合ニュース
「今回の派兵にあたり、兵士1人あたり月2000ドルほど受け取る」
月2000ドル(約30万円)が払われるというのです。
韓国メディアによると、北朝鮮の1人あたりの月平均所得の20倍以上だそうです。
コリア・レポート 辺真一編集長
「(金は)ロシアから北朝鮮に全額一括で振り込まれる。兵士一人ひとりに月給袋が渡されるという話じゃない」
アメリカ側は、ロシアには約1万人の北朝鮮兵がいるとしています。だとすると、北朝鮮側に月30億円以上が入ることになります。
では、現地の北朝鮮兵には…
コリア・レポート 辺真一編集長
「現地にいる兵士は、少なくとも3食保証されている。週1回、あるいは月に1回、休日があれば小遣いをもらい外出して休暇を過ごす」
アメリカは、北朝鮮の兵士とウクライナとの戦闘が数日以内に起こるという見方も示しています。