マツコ・デラックスと有吉弘行が、和菓子職人が繊細な工程で生み出す芸術作品と言えるような和菓子を目の当たりにし「感動したよ」とコメントする一幕があった。
11月1日に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間SP』(テレビ朝日)では、和菓子好きのマツコと有吉のために驚きの職人技で生み出される「手間暇かけ過ぎ和菓子」を調査。リポーターはオアシズ・大久保佳代子が務めた。
1軒目のお店では“江戸時代からの作り方を継承 あんこが透けるほどの極薄皮きんつば”を紹介。東京・日本橋にある「榮太樓總本鋪 日本橋本店」へと向かった。
きんつばといえば四角いイメージだが、このお店で提供するきんつばは丸形。きんつば刀の鍔(つば)をイメージした和菓子で本来は丸形なのだ。ただ、丸いきんつばあんこを包む技術が必要で、一方、寒天で固め小麦粉でコーティングする四角いきんつばは、大量生産がしやすく一般的になっていった。
こちらの職人である青木誠治さんは16歳から和菓子職人をしており現在は64歳。あんこ「50グラム」をたった「2.5グラム」程度の小さい生地で包餡していくというが、大久保は間近で見ていて、その小さな生地に「小っちゃ!」と驚いていた。
たっぷりなあんこを小さな生地で包み込む技術をVTRで見たマツコ&有吉は「意外すぎる!」「スゲー!」「スゴくないですか?」などと驚愕。大久保もその繊細な手つきを見て「本当にちょっとしたら(生地が)破れちゃう感じですね!」と反応していた。
最後はごま油で表面を軽く焼いて完成。あんこを楽しむきんつばを食し、大久保は感動の表情を浮かべながら「知ってるきんつばじゃない……!皮は薄ら感じるけど、あんこそのもの」と力を込めた。
さらに東京・国立にある「一真菴」でとろけるような柔らかさの「わらび餅」、東京・神楽坂にある「梅花亭」にて花びらが140枚あるような美しいデザインが施された練り切り(白餡に求肥などを混ぜ整形しやすくしたもの)「千代菊」が紹介された。どちらの店舗もまさに職人技の元に作られる芸術品といえるものを提供しており、有吉は「感動したよ、見ていて」とコメントしていた。
(『マツコ&有吉 かりそめ天国』より)