強盗殺人事件の「実行役」単独取材に応じました。
【画像】強盗致死事件の実行役 「闇バイトに応募したことは死ぬほど後悔」と接見で語る
■夫が関与か 「何度もお願いされて…」
永田陸人被告(23)
「今強盗がすごい起きていて横浜でも北海道でも同じ気持ちになっている人がいますよね。そういう気持ちにさせちゃダメだと思います」
東京・狛江市の強盗致死事件の実行役。その男も口にするほど、相次ぐ強盗事件。なかでも、2児の母が関わったとされる横浜の強盗殺人事件では、夫の関与が浮かび上がってきました。
妻の木本未穂容疑者(30)は「指示役と夫の紹介で知り合った」と供述していて、夫は先月に別の特殊詐欺事件で逮捕されていたことが分かりました。
木本容疑者の供述
「夫から何度もお願いされて引き受けてしまいました」
先月、北海道警に特殊詐欺事件で逮捕された夫。捜査関係者によると、国分寺市で起きた強盗致傷事件、その現金の受け渡しとされる場所の近くで、この夫とみられる姿が確認されていたことが分かりました。
近隣住民
「夫のほうがよくしゃべる。結構年配に見えた。最初(未穂容疑者の)お父さんに見えた。散歩とかしてると会ったりするから、働いてないんだなと」
■相次ぐ強盗 なくならない理由
なぜ強盗が相次ぐのか、実行役が単独取材に応じ、新たな事実が明かされました。
永田被告
「警察がダメと言っても闇バイトはなくならない」
去年1月、狛江市の住宅に侵入し住人の女性を死亡させたうえ、高級腕時計などを奪った罪などに問われている永田被告。ANNの接見に応じ、闇バイトに応募した理由を語りました。
永田被告
「当時は犯罪のことしか考えていなかった。人に頼れない、本当にバカなんですよ。犯罪者の心理は犯罪者にしかわからない」
永田被告
「(Q.強盗被害に遭わないためには?)マンションがいいんじゃないですか?特殊詐欺が対策うたれて社会問題になっているじゃないですか。だから“特殊詐欺ができないから”強盗は増えるでしょうね。指示役がうまいこと言うので。防カメも場所把握して証拠残さない、海外に逃げられますと説得させられると意味ない」
無期懲役を求刑されている永田被告。「なぜ人を殺した自分が生きているのか。死刑がいいと思っている」などと主張しています。
永田陸人被告
「闇バイトに応募したことは死ぬほど後悔していますよ。(闇バイトに応募する人には)やめさせたい。自分のようになってほしくない。遺族の気持ち考えると、こういう人を出しちゃダメだと思う」
判決は7日に言い渡される予定です。