世界野球プレミア12の注目選手。7日は魂のピッチング、楽天・藤平尚真投手(26)です。
■アピールポイントは「ガラッと空気を変えられる」
ヒロド歩美キャスター
「プレミア12に選出されてどんな思いですか?」
藤平投手
「うれしい思いと自分のパフォーマンスを出さないといけないので、しっかりと準備して迎えたいなと思っています」
楽天・藤平投手。横浜高校からドラフト1位で入団し、去年までプロ7年間で通算10勝。それでも、先発から中継ぎへ転向した今シーズンに才能が開花します。
47試合に登板し、防御率1.75。セットアッパーとしての地位を確立し、侍ジャパンに初選出されました。
ヒロドキャスター
「自分の武器は何だと思いますか?」
藤平投手
「自分の武器はストレートですね。(バッターが)ストレートを待っていても、まっすぐで抑えられるピッチャーってすごく魅力があるなと感じてて。中継ぎになって、より1イニングを全力で投げられることが増えた」
狙われても打たれない、威力のあるストレート。さらに、藤平投手にはもう1つの魅力があります。
同点の9回2アウト満塁、サヨナラのピンチに…大きな雄たけび。これには深い意図があるといいます。
藤平投手
「抑えて『よっしゃー』ってうれしがると、野手も『よし!じゃあ打ってやろう』と思うので。野手が点を取ってくれるような流れを意識してマウンドに上がることが、中継ぎにはすごく大事だなって思って。ガラッと空気を変えられるのは、自分のアピールポイント」
ピンチを絶ち切り、仲間を鼓舞する。その雄たけびがプレミア12でも響き渡ります。
藤平投手
「同点や1点負けの場面で登板して、“何か流れが変わるんじゃないか”という期待をしてもらえるような、圧倒できるようなピッチングをしたいなと思っています」
■井端監督は“気持ち面”も評価「球速上がる」
ヒロドキャスター
「ピンチの時に気迫あふれるプレーを見せられる選手は、チームにとって大きな存在ですね」
内田篤人さん
「見ていて気持ちいいですし、こういう選手が登場するとスタジアムや球場の雰囲気が一気に変わって勝負が大きく変わりますからね。こういう選手って、普段の日常から練習にかける熱量を選手が見てますから。それが雰囲気に変わってきます」
ヒロドキャスター
「藤平投手も普段からチームメートに応援される、信頼されるために、生活態度から意識していると話していました。井端監督は『気持ちが入ると球速が上がる』と気持ち面も評価していたので、ぜひとも、気迫あふれる藤平投手のピッチングに注目して下さい!」
世界野球プレミア12 開幕戦 日本vsオーストラリア
11月13日(水)よる6時30分 テレビ朝日系列にて生中継 ※一部地域を除く
(「報道ステーション」2024年11月7日放送分より)