10日、『新婚さんいらっしゃい!』が放送され大阪市内に住むカップルが登場した。
柔道整復師として働く38歳の夫の職場は、妻の母が社長、妻の父が院長を務めている整骨院。妻の両親の経営するのは、整骨院のほかにもデイザービス、不動産などの事業を手がける、大阪では有名なグループ会社だ。しかも3歳下の妻自身は、なんと医師。これは完全に、夫が社長令嬢を射止めた逆玉の輿…かと思いきや、妻を幼い頃から知る整骨院の受付スタッフさんが「違うんですよ」と完全否定。実際は、妻側が押して押して押しまくって交際・結婚に至ったという。
妻の家系は代々、医療関係の一族。幼稚園受験をし、給食にホテルブレッドが出るような小学校に通い、中学時代の海外旅行の移動は「ビジネスクラス」と、蝶よ花よと育てられた生粋のお嬢様だ。そもそもの出会いは妻が20歳のとき。夫に対しては父と2人で整骨院を切り盛りしてくれている、「いち従業員さん」という印象しかなかったという。
恋愛へと発展するのは、なんと干支一回り以上が経った2年前。ある日、夫が自転車でこけて鎖骨を骨折したため、手術前夜、妻が「元気になったら飲みに行きましょう」と励ましたのがきっかけだった。軽い社交辞令のつもりだったが、その一方で、当時、精神的に弱っていたという妻。実は100人ものハイステータスクラスの男性との壮絶な婚活を繰り広げていたという。
現実逃避願望もあり、夫の術後、社交辞令を実現することに。いざ待ち合わせ場所に行くと、夫からとてもいい香りが漂ってきたことで、妻は不意に胸キュン。実はこの匂い、幼い頃から慣れ親しんできた、あるものと同じだったようで…。安心感も手伝って、久々に男性の前で素の自分を出して楽しめたという妻。「こんな近場にこんなええ人おったわ」と、生粋のお嬢様のハンター魂に火がついた。かたや夫は36歳まで女性経験ゼロ。「めちゃくちゃちょろいわ」と妻は大胆なお色気作戦に打ってでるが、夫には経験値とは関係なく積極的になれない理由があった。
そんな葛藤をつゆ知らず、妻はMC藤井に「ドすけべ!」と評されるあの手この手で夫をオトそうと悪戦苦闘。そのことが「浮気も不倫もせえへんやろな」という確信にもつながり、ますます妻は狙いを定めていく。しかしまったく振り向いてもらえず万策尽きた妻は、ついに最終兵器を出すことに。ある日、夫が整骨院で働いていると、昼休みに社長である妻の母が訪ねてきて…。当時の必死っぷりを、スタジオ観覧に来ていた妻の両親が暴露した。
さらに追い討ちをかけようと、バレンタインに望みを託し、1カ月かけてしたためた“重い”ラブレターを送ることに。その分厚い写真も公開。「一生の生活費ぐらいなんとでもしますから」という逆玉確定演出以上に、夫に響いた妻の一言とは?そこで“心が折れて”夫は交際を決意。覚悟を決めて院長に報告したところ、義父のある言葉のおかげで結婚にも踏みだせたという。初めて尽くしの新婚生活。「お空に上がるその日まで、お姫さまでおらせてね」という妻のリクエストを忠実に守るかのように、「これが普通」だと思いながら規格外に尽くしてくれているそうだ。
一報の妻も、結婚してから主婦の勉強をスタート。これまで買い物をしたこともなかったスーパーで、ポイントカードデビューまで果たしている。絶賛勉強中だという、社長令嬢渾身の手料理写真もスタジオで披露。「木みたいなもん食べてますけど!?」とMC藤井に茶化される豪快なビジュアルは必見だ。