首都圏を中心に相次ぐ強盗事件。実行役の多くが、SNSで勧誘をされています。
闇バイトの実行役をSNSで募っているリクルーターから、犯罪組織の実態について聞きました。
■独自 闇バイト“リクルーター”に直撃
現役で闇バイトのリクルーターをしている40代の男性A氏に話を聞きました。
リクルーターは、指示役の指示のもと、実行役やかけ子、受け子、運搬役などをSNSなどを利用して集める役割です。
A氏が闇バイトに足を踏み入れたきっかけです。
コロナ禍で会社がつぶれ、仕事が無くなり、生活のためにかけ子になったということです。
最初は『かけ場』で作業を続けていましたが、「家で作業してもよい」と言われるように。
かけ子を始めてから、2年半後にリクルーターになります。現在、半年ほど続いているということです。
そして、指示役とは通話やデータ送信などでやり取りをしているといいます。
犯罪組織の実態についても話を聞きました。
A氏によると、かけ場で作業していた時、指示役や黒幕の暴力団がいることがあったといいます。
A氏は、
「あまり関わらないように、目立たないようにした。暴力団に引っ張られると逃げ場が無くなる」とも語っています。
収入については、月収で30万~40万円。
勧誘した実行役が『仕事』に成功すると報酬が支払われるということです。
A氏が組織から抜け出せない理由です。
A氏
「こちらは身分証を提出している。上の悪い人間がどこの誰だか分からないのに、(警察に)どうやって守ってもらえるのか分からない」
さらに、
A氏は、
「自首は裏切り。良い印象にはならない。制裁が身内に行くのが怖い」とも話しています。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2024年11月7日放送分より)
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