「世界で最も危険な都市ランキング」で、2年連続1位に選ばれた過去を持つ、トランプの壁がそびえるメキシコ国境の街・メキシコ・ティファナ。アメリカとの国境に面するこの街で、番組ディレクターが売春婦から“手荒い歓迎”を受ける場面があった。
東野幸治がMCを務める新番組『国境デスロード』が、ABEMAにて12月7日(土)よりスタートする。『国境デスロード』は、『不夜城はなぜ回る』(TBS)で知られる大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)が、ABEMAで立ち上げた新番組。デスロードと呼ばれる国境を命懸けで渡ろうとするのは、一体どんな人々なのか。その答えを探るべく、プジョルジョDが各国の国境地帯で体当たり取材する番組だ。
番組開始に先駆けて11月16日に配信されたエピソード0では、プジョルジョDが本企画をABEMAにプレゼンした際に使用した、プライベート映像が公開された。初めに向かったのは、年間3億5000万人が往来するアメリカへの玄関口、メキシコ・ティファナ。“トランプの壁”が建設されて以来、ここは違法移民たちの溜まり場となっており、2018年と2019年には「世界で最も危険な都市ランキング」で1位に選ばれている。
この街でプジョルジョDは、仕事のため隔週でアメリカ・ロサンゼルスからメキシコを訪れている、ロイさん(70)と出会った。ロイさんの案内で街を歩いて行く、プジョルジョD。その通りには、路上売春をする“立ちんぼ”の女性たちが、ずらりと並んでいた。すると突然、1人の女性から「撮影してんじゃないよ!」と酒をかけられ、プジョルジョDはびしょ濡れに。「酒をぶっかけられてビチョビチョになりました」と苦笑いを浮かべるプジョルジョDに、ロイさんは「祝福されたね」と皮肉を口にした。
しかしその後も、濡れたカメラのレンズを拭いているそばから「クソ野郎!何撮ってるんだ!」と罵声を浴びせられる始末。ロイさんから「撮影しても大丈夫だけど、あなたは歓迎されていない。ここは立ちんぼがいる場所なんだ」と注意を促され、プジョルジョDは「引き続き、気をつけて撮影しようと思います」と気を引き締めていた。