衆議院では13日、野党ポストが大幅に増えた委員長人事が決まった。立憲民主党の野田代表が獲得ポストを「減らしてでも取りたい」とこだわった法務委員長には、西村智奈美氏が就いた。
【画像】立憲・西村氏「自民一強ペースには今後いかない」 立憲・辻元氏「時が来た」
■“自民党一強”から…法務委員長を立憲担う
与野党で勢力伯仲の衆議院。「選択的夫婦別姓」の導入を審議する法務委員会の委員長に、立憲民主党の西村智奈美氏が就任した。
西村衆院法務委員長
「今まではどちらかというと自民党一強のペースで進んできましたけれども、今後そういうわけにはいかない」
「選択的夫婦別姓」を巡っては、これまで野党が「民法改正案」をたびたび国会に提出してきたのだが、“自民党一強”政治によって廃案になっていた。
法案を成立させるには、まず委員会で審議し採決する必要があるが、自民党が主導権を握る国会では、そもそも委員会での審議にすら入れなかった。
■「時が来た」選択的夫婦別姓を審議へ?
その審議入りを差配する“数の力”を今回、野党が得た形だ。
立憲民主党 辻元清美代表代行
「全部廃案にしてきたのは自民党ですよね。いよいよ時が来たというように思います」
一方、石破総理は改正について総裁選では「個人的には賛成」としていた。しかし、総理就任後、一転して慎重姿勢になった。
石破茂総理大臣
「国民各層の意見や国会における議論の動向等を踏まえ、さらなる検討をする必要がある」
辻元代表代行
「総理は熟議をすると。野党の皆さんの提案もよく聞いて、国会で強行していくようなこととか、一方的なことはしないという趣旨のことはおっしゃっていますので。石破さんに期待していますよ、私は」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月14日放送分より)
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