さすがにその攻めは、いろいろな意味でぶっ飛びすぎだって!劇場版アニメ「頭文字[イニシャル]D|Third Stage」で、藤原拓海(CV:三木眞一郎)と小柏カイ(CV:神奈延年)がいろは坂の“下り一発勝負”で対決。先行する拓海の86がヘアピンカーブをドリフトで抜けようとした瞬間、カイのSW20が宙を舞った。
【映像】まさに掟破り!SW20が空を飛んだ瞬間(54分16秒ごろ〜)
拓海は、初めて敗北を喫した相手である須藤京一(CV:田中正彦)を相手に、アウェイのいろは坂でリベンジを果たした。すると、今度はカイにいろは坂でのバトルを申し込まれた。
挑戦を受け、再びいろは坂へと向かおうとした拓海に父・文太(CV:石塚運昇)は「お前……負けるぞ」と忠告し、アドバイスを授けた。一方、文太に敗れた過去を持つカイの父・健(CV:有本欽隆)は、カイのバトルの相手が文太の息子だと知って、「相手に先行させろ」「インベタのさらに内側にラインが生まれる」と助言した。
いろは坂下りバトルがスタートすると、86が先行する形となった。カイは父の助言通りに作戦の仕掛けどころを探っていた。拓海が「何かが来る!」と直感した33コーナーのヘアピンカーブ、ついにカイが仕掛けてきた。
拓海がコーナーをドリフトで抜けようとした瞬間、SW20が“インベタのさらに内側”を攻め、空中を駆けるラインで86を抜き去った。宙に舞って86のさらにインからすり抜けていくSW20に、拓海も驚愕するしかなかった。
掟破りの地元走りで形勢を逆転された拓海。その差を縮めるために彼が取った行動とは、カイと同じく“インベタのさらにイン”だった。バックミラーでその様子を目にしたカイは、初見で成功させてしまう拓海のセンスに驚きを隠せなかった。
最後の最後まで気の抜けないバトルの行方は必見!ちなみに、小柏カイは「頭文字D」の近未来を舞台とする後継作「MFゴースト」で、MFG第1戦・小田原パイクスピークのゲスト解説者として登場している。歳を重ねたカイがその後、どんな道を歩いてきたかもわかるかも?
劇場版アニメ「頭文字[イニシャル]D|Third Stage」は、2001年1月に公開。「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて1995年から2013年まで連載された、しげの秀一氏による原作漫画は、累計発行部数5600万部を突破している。また、「頭文字D」の近未来を舞台とした「MFゴースト」は、原作コミックスの累計発行部数が580万部を突破し、2024年10月よりアニメ2期が放送中だ。
【あらすじ】
若者たちはそれぞれの思いを胸に、新たに旅立つ…
「オレたちの県外遠征チームに加わらないか?」。拓海の元に走り屋チーム・レッドサンズのリーダー高橋涼介が訪れた。即答できずに悩む拓海。そんなとき、SW20を駆る男、小柏カイが現れ拓海にバトルを迫る。数々のバトルを経験し、人間としても成長をしていく拓海。卒業を間近に控え、なつきが大切な人であることに気づいた拓海は、自分の素直な気持ちを伝える。そして、春。拓海はひとつの結論を下した…。
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