“カスハラ事件”で男を逮捕。運転手がバスを降りた理由が市バス側への取材などで明らかになりました。
■“カスハラ”された運転手 なぜバスを降りた？
名古屋市で先月、出発しようと一度ドアを閉めたバスに乗りこんだ男。
運転手に対し怒鳴りつけてきたといいます。
男
「駆け込み乗車すんなっていつも言ってんのお前だろう。お前、降りろ。お前降りろや」
別の乗客が怒鳴りつけていた男をいさめようとしたといいますが、その後、男は驚きの行動に出ます。
男
「暴行だ」
こう言って自ら110番通報したというのです。
乗客は少なくとも35人いましたが、この騒ぎで降り始めたといいます。
運転手はその対応にあたるため、また各所への連絡も必要となり、バスを降りざるを得なくなりました。これでバスは運行停止に。
運転手を怒鳴りバスの運行を妨害したとして、警察は先週、男（25）を逮捕しました。容疑を認めています。
男は以前からトラブルをかかえ、複数の乗客に知られた存在だったとみられています。
警察は、市バスに関する迷惑行為の相談を複数受けていて、逮捕された男との関連を捜査しています。
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