兵庫県知事選挙から一夜明けた18日、大阪府の吉村洋文知事が再選した斎藤元彦氏(47)に対して「リスペクト」という言葉で祝福しました。斎藤氏本人にも「脱帽です」とメールしたということです。
【画像】百条委委員長の県議「家の前で街頭演説」 法的措置も検討
■吉村知事のメールに…斎藤氏「返信してない」
吉村知事
「これは本当にリスペクトをして、隣県の知事として斎藤知事と接していきたいと思います」
斎藤氏の再選に「リスペクト」と、祝福した大阪府の吉村知事。吉村知事と言えば今年9月、斎藤氏に一度辞職し、出直し選挙をすべきと助言していました。
吉村知事(今年9月)
「知事を辞職して、県民のみなさんに問うべきではないかと」
しかし、18日は…。
吉村知事
「『すごいですね』と。『脱帽です。当選おめでとうございます』という内容のメールを斎藤さんに送りました」
斎藤氏
「私から特に連絡はしていないですけど、(吉村知事から)『おめでとう』というメールは来ました」
「(Q.吉村知事のメールに返信は?)きのうはすぐに寝てしまったので、返信はしていないです」
選挙結果を受けて、県の職員は…。
兵庫県職員
「嫌だという話があるんだったら、辞めるしかない職員を。そこは色々あると思いますけど、続けていくしかない。私も生活があるので」
県議からは…。
ひょうご県民連合 上野英一県議
「あってはならんことになったな。斎藤さん自身がもっと議会と丁寧にとか、あるいは職員との信頼関係の再構築と言っていたけど、それ可能なのかと思う」
自民党 長瀬たけし県議
「斎藤さんはすごいなと。不屈の精神をお持ちだなと。不信任案にあらがって反対票を投ずることはできなかったが、心の中では斎藤さん頑張れと思っていた人はいたと思う」
■立花氏から脅された?県議 法的措置も検討
一方、今回の選挙戦を巡っては、ある候補者から脅されたこと告白する県議もいます。
奥谷県議
「立花氏が自宅兼事務所なんですけど、家の前で街頭演説を始めた。『引きこもってないで家から出て来いよ』と。『これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておく』と」
証言したのは、斎藤氏のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会で委員長を務める奥谷県議です。
奥谷県議の自宅には当時、母親がいて、避難を余儀なくされたといいます。
奥谷県議
「(母は)怖かったんだろうと思いますけど、涙を流すこともあったので。大変つらかったですし、同時にすごい怖い思いをした」
今後、立花孝志氏の発言内容を精査したうえで、法的措置を検討する考えを示しました。
こうしたなか、百条委員会は18日、25日に開かれる証人尋問の場に斎藤氏の出頭を求めることを決定しました。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年11月19日放送分より)