冬の旅行シーズンを前に、航空券のお得なセールが続々と始まっています。今年の特徴は、セール回数の多さと割引率の高さです。
【画像】円安と運賃高での旅行離れを食い止めろ 期間限定割引セールは株主優待よりもお得
■航空運賃高騰と円安で進む旅行離れ
航空運賃の高止まりに、円安の影響で旅行離れが進む一方、羽田空港の乗客は航空会社が期間限定で打ち出す割引セールを使って激安旅行に出かけるといいます。
実際、ANAのタイムセールを見てみると、東京・羽田から沖縄への片道運賃が9200円から、ハワイ往復は87000円からと、確かに通常運賃に比べてかなり安いプランを提供しています。
■株主優待券の販売価格が半額に
一方、都内の金券ショップでは、国内線を普通運賃のおよそ半額で利用できる株主優待券が今年はなかなか買い手がつきません。
甲南チケット 芳村隆夫取締役
「航空会社が設定している早割りとか、そういうもの(割引セール)が、株主優待券より安い場合もあるんですね。そっちに流れている方もいらっしゃるとは思う。(株主優待券の)値段が落ちていっているのが現状」
甲南チケットでは1年前、優待券の買取価格は1500円~2000円でしたが、現在は500円~800円。販売価格はおよそ半額に。
■最大9連休!年末年始 人気の割引セール
優待券よりさらに安い割引セール、多少不自由でも人気の訳は?
ANAレベニューマネジメント部 瀧口敦夫さん
「昨今の物価高、飛行機であったり、宿泊施設が混み始めています。直前での購入はどうしても値段が上がってしまう傾向がある。早く予約いただくことで、よりお得な運賃をお客様に提供できる」
これまでの割引セールでは、搭乗日を国内線は2カ月、国際線を3カ月の間で決めなければいけませんでしたが、今年からその期間を大幅に延長。チケットを購入するのが早ければ早いほど、より割安に購入できるというのです。
日本航空でも22日から割引セールが始まります。今年度は去年よりもセールの開催頻度が増加。さらに、今年の年末年始は最大9連休で、去年は対象外だった年末年始も、今年は割引の対象です。
※ANAのセールは21日で終了
(「グッド!モーニング」2024年11月21日放送分より)