今、家庭用の鍋のつゆは有名店との「コラボ」がトレンドです。なるほどと納得するおいしい組み合わせを取材しました。
【画像】「吉村家」「とみ田」「けやき」のこだわりを再現した鍋つゆ ラーメン店となぜコラボ?
■今季のトレンドは“コラボ鍋”
いよいよ、シーズン本番。群雄割拠の鍋の世界で今、ある現象が起きていました。
鍋つゆのコーナーには、すごくたくさんの種類が並んでいます。裏側もあるようです。定番から変わり種までたくさんの種類が並んでいます。
いつもは、おだし系のつゆを選ぶという90歳も…。
90歳
「これ買いました。分からないけど。初めてなの。キムチがあったので作ってみようかなって。これ結構いいですよね。手間かけて、うちで作るより簡単で」
いまや600種類から700種類もあるという家庭用鍋つゆに、今年、新たな波が…。
東急ストア 中目黒本店
鈴木厚店長
「“監修”こちら側にそろえています。この辺が“監修鍋”。限定やコラボ商品は、新しさや話題性がある」
スーパーにずらりと並ぶのは、有名店との「コラボ」鍋つゆです。
日本鍋文化研究所 安井レイコさん
「今年は、何かと何かのコラボというのがテーマ。有名ラーメン店と自社の鍋つゆのコラボとか、そういうものが非常に商品として増えている」
■こだわり再現!有名ラーメン×鍋つゆ
今年発売された、コラボつゆを使ったお鍋。手をつないだ意外なお相手は、「家系ラーメン」です。
コクのあるしょうゆと、じっくり煮込んだ濃厚とんこつスープは、家系ラーメンの“元祖”と言われる吉村家とのコラボです。
ミツカン メニューチーム
森川理紗子さん
「吉村家では、ラーメン自体がしょうゆのキレとコク、鶏油(チーユ)が特徴で、それを主に再現している」
「とみ田」とのコラボでは、こだわりの「つけ麺」スープを濃厚再現。
「けやき」とのコラボでは、「札幌味噌ラーメン」のコク深い味わいが楽しめます。
コラボ鍋がよりおいしくなる具材選びも…。
森川さん
「しっかりつゆを味わっていただくには、キャベツがおすすめです。食べ終わった後に〆をするが、このシリーズはラーメンを入れる方が多くて。ラーメンと相性のいい具材を入れていただいたほうが、より〆を楽しんでいただける」
なぜラーメン店と鍋つゆのコラボ商品が増えているのでしょうか?
ミツカン マーケティング本部
齊藤充志さん
「新たに家系ラーメンが好きな若年男性層を狙いたいと思い、家系ラーメンに着目した流れ。本当は行きたかったけど、なかなか距離があって行けなかった、あの名店の味わいが家族みんなで楽しめるといったところに評価をいただいた」