グルメサイト大手の「ぐるなび」が、自ら飲食店の運営に乗り出しました。その狙いとは何なのでしょうか?
【画像】「ぐるなび」が自ら飲食店。オープン初日、あっという間に満席
■店側も期待…より多くの人に店を知ってもらえる
22日、東京・勝どきにオープンした店舗。看板をよく見ると「ぐるなび」の文字があります。
その特徴は、提供しているメニューにあります。兵庫県にある「淡路麺業」のパスタに、カレー激戦区・三軒茶屋の「シバカリーワラ」のカレーなど、全国各地のメニューを再現しています。
ぐるなび 今村俊一常務
「日本全国のおいしいメニューをみなさんに味わっていただきたいので、様々なお店のメニューを取り入れて提供している」
オープン1週間前、店ではレシピの伝授が行われていました。
北出タコス 北出茂雄社長
「あんまり火かけると、くたくたになっちゃうので。ある程度、温めるって感じ」
オープンを1週間後に控えた都内の飲食店。料理を学んでいたのは入社5年目のぐるなび社員です。
ぐるなび社員
「僕自身、店の立ち上げが初めてなので、いろいろ不安点あるんですけど、やりがいを感じています」
こちらのレストランでは、全国各地のメニューを、その店に代わってぐるなびが提供します。
この日、レシピを伝授していたのは「北出タコス」を手がける会社の社長です。
メニューを提供することで、より多くの人に店を知ってもらえると期待しています。
北出社長
「もっと(出店したい)となった時に、簡単に提供できるのがいい。今回チャンスだと思っています」
■「ぐるなび」が飲食店の運営に乗り出す狙いは?
いよいよオープンの日。次々と客が訪れ、あっという間に店は満席になりました。
来店客
「現地に行かなくても、近くでいろんな店の料理を食べられるのが良い」
グルメサイトが本業のぐるなびですが、自ら飲食店の運営に乗り出す狙いは、何なのでしょうか?
今村常務
「飲食店のネットワークは非常に強いものを持っているので『おいしいものを集めてくる』。これが一つの価値になっている」
今後は定期的に、メニューを入れ替えていく予定です。
今村常務
「地方も含めて、おいしいものが毎回違う味が楽しめる。そういう店を目指しています」
(「グッド!モーニング」2024年11月26日放送分より)