この週末、暦は師走に入りますが紅葉は12月に入っても楽しめそうです。世界遺産の清水寺には晩秋の絶景が広がっていました。
【画像】歴史的な建造物と紅葉 清水寺の絶景と幻想的にライトアップされた東福寺
■秋の京都 清水寺の紅葉×絶景
人々がこの秋、どうしても見たい絶景が京都の人気観光地・世界遺産の清水寺にあります。
真っ青な大空のもと清水の舞台と紅葉のコラボレーションです。遅れていた紅葉が、今まさに見頃となり、多くの観光客でにぎわっています。
アメリカ フォスターさん(32)
「こんなに美しい景色はアメリカで見たことがない」
着物やはかまを着て、古都の紅葉を楽しむ外国人観光客たち。
アメリカ ジョルダンさん(34)
「ハカマ。この模様は素晴らしい。イケてるでしょ?」
スペインからのカップルも着物姿で記念撮影。
スペイン フリオさん(33)
「彼女が写真をたくさん撮りたいと言っていたので、和服にした。お寺も紅葉もとても美しい」
三重塔など、歴史的な建造物と見頃の紅葉を同時に堪能できるとあって、世界中から日本を愛する観光客が押し寄せています。
アメリカ ケニアンさん(28)
「妻が妊娠しているので安産祈願のために来た」
子どもが無事に生まれてくることを願い、清水寺をお参りした夫婦。
アメリカ ライアンさん(28)
「四季があるから葉の色が違って美しい。山の上にあるので景色も良い」
■“橋から望む”紅葉の絶景
古都・京都の名所では、続々と紅葉が見頃を迎えています。まるで絵画のような絶景が広がるのは京都随一の紅葉スポット、「東福寺」です。
日中の混雑を避けるための「早朝観光」。通常の開門時間よりも一足早く、午前7時半から1時間、ゆったりと紅葉を鑑賞することができます。
JR東海が、「そうだ京都、行こう。」キャンペーンの一環として京都市内の10カ所の寺院で、早朝や夜間の特別拝観を行っています。東福寺では30日までの開催です。
静寂の中で聞く鳥のさえずり。まばゆい朝日が差し込みます。東福寺の絶景スポットが、通天橋(つうてんきょう)から眺める紅葉です。
橋は本堂へつながる渡り廊下になっています。目の前に広がるのは色とりどりの紅葉。
真っ赤に染まった葉だけでなく、紫、オレンジ、黄色、緑…。さまざまなカラーのグラデ―ションを楽しめます。
定員制のため、混雑することなく撮影できるのが魅力です。早朝観光には、外国人観光客も参加しています。
アメリカからのカップルは、紅葉に朝日が差し込む様子を撮影。
アメリカ シュンさん(36)
「早朝の光は一日の中で一番きれいだと思う。朝日が昇ってきて光が葉を照らし彩りをより鮮やかにしてくれる。息をのむようです」
日本の紅葉を始めて見たというイギリス人夫婦は感激です。
イギリス ディーさん(43)
「とても美しい。あの色がアメージング」
「まさに色が変わろうとしているところが好き。1本の木のなかで、ある部分は緑で、赤になっているところもある。(色が)移り変わっていくのが美しい」
和歌山から(70代)
「最高や。ライトアップがあったらもっと良い」
■日が暮れると紅葉が…“限定”ライトアップ
カラフルな紅葉は、日が暮れると幻想的な絶景に様変わり。ライトアップされ、燃えるような紅色に染まります。
夜の特別拝観は、早朝と同じく事前の予約が必要で、12月1日まで開催されています。
今がまさに見頃。ピークを迎えた京都の紅葉を楽しんでみてはいかがですか。