愛子さまについて、この 1 年に書いた原稿を読み返すと、「初めて」と何度も書いていたと改めて実感します。
【映像2時間超】愛子さまの2024年をたっぷりと振り返る まばゆき笑顔のプリンセス
(テレビ朝日社会部・遠藤行泰)
■新年の祝賀行事
コロナ禍が明けたことで、初めてティアラを着用し、出席されました。
叔母の黒田清子さんから譲り受け、3 年前、成年の祝賀行事で身に付けられたものです。
■日本赤十字社就職の内定発表
初の社会人に「身の引き締まる思い」などとお気持ちを紹介されました。
大学院進学でも留学でもなく就職を選ばれた愛子さま、東日本大震災のボランティアに携わった友人の話にも影響を受けられたと後に明かされました。
■宮中での昼食会に初出席
ケニア外交団にスワヒリ語で「こんにちは」と話かけられました。
いつも「にこにこ」されている愛子さま。自然な笑顔にお話の相手も取材する報道陣も癒されます。
■大学の卒業式を前に
「素晴らしい先生方や友人たちに出会えたことも嬉しくありがたく思っております」。
コロナの影響でキャンパスに通われたのは4年生になってから。最後の1年間は、卒業論文など初めて経験することが多かったのではないでしょうか。
「卒論は提出の締め切り直前まで粘って良いものにしようとされた」。担当教授の言葉もとても印象的でした。
■大学卒業の報告で伊勢神宮を初めて一人でご参拝
地方に一人でお出かけになるのも初めてでした。
博物館訪問では地元の小学生と予定外に交流される一幕も。「卒業したんやろ、大学」敬語を使わぬ子どもの問いかけにも、愛子さまは自然に、目を合わせてお話されていました。子どもたちは、とても親しみを感じていたのだと思います。
■日本赤十字社に初出社
4月1日スーツ姿で日赤に初めて出社された愛子さま「両親には頑張って行ってらっしゃいという励ましの言葉とともに送り出していただきました」。
愛子さまは青少年・ボランティア課に配属され、情報誌の編集や研修会の運営などのご担当に。
■明治神宮を初めてご参拝
明治天皇の妃、昭憲皇太后が亡くなってから 110 年を迎えるにあたり、明治神宮を初めて参拝されました
前日は、雨の中を両陛下らが参拝されましたが、この日は晴れ。春の日差しに輝く微笑みに「愛子さま!」と声がかかり、会釈されるお姿が印象的でした。
■春の園遊会に初めてご出席
愛子さまは現代美術家の横尾忠則さんとは飼い猫の話題で盛り上がりました。皇后さまは横尾さんに猫の写真もご披露に。後に公開された写真には、餌を食べる飼い猫を見つめる 8 歳の愛子さまの後ろ姿が。
■社会人になって初のご静養
両陛下と一緒に御料牧場へ。タケノコ掘りに苦戦し、しゃがみこまれてしまう愛子さま。
皇后さまが結婚前から乗っているカローラ2を運転し、天皇陛下は助手席、愛子さまは後部座席に乗って、ご一家で牧場内を移動されたというのも印象的でした。
※「カローラ2(ツー)」は正しくはローマ数字
■初めて一人で臨まれた公務
国立公文書館で特別展「夢見る光源氏」をご覧になりました。
日本の古典文学に関心を寄せる愛子さま。「夢を通して平安貴族の心のあり方に触れることができました」。
その後の公務でも次々と印象的な言葉を残されていきます。
■ご一家で東京駅の美術館を訪問
ベルギーのアーティストの作品を鑑賞されました。
天皇陛下に続き皇后さまが、それに続いて愛子さまが歩かれます。皇后さまと愛子さまの会話が弾み、そこに天皇陛下も合流されるご一家の日常が垣間見えるようでした。
■愛子さまが両陛下と一緒に静養された 9 月中旬
日赤の青少年・ボランティア課の仕事は、学生の夏休みにあたる 8 月は忙しいからとのことでした。
那須御用邸の庭の散策で、天皇陛下の顔についた虫を払われる愛子さま。“ほっこり”する光景でした。
■国民スポーツ大会で佐賀県へ
初めての地方公務です。空港着時に「少し緊張しております」と話された愛子さま。競技場では“暑さ”の会話から発想を飛ばし「心も熱くなって」。
陸上の短距離走をご覧になって「足音まで聞こえて感激でした」。
愛子さまらしい言葉をいくつも残されました。
■秋の園遊会は振袖姿
公務での和服は初めてでした。
パリオリンピックに出場した同世代の選手らと懇談、佐賀で“やり投げ”を観戦された時に北口榛花選手のカステラの“もぐもぐタイム”も話題になったとかで、北口選手本人とその話をされたのかどうか…聞きそびれてしまいました。
■文化勲章の受章者らを招いたお茶会に初出席
愛子さまは佳子さまとペアで各テーブルを回られました。赤と白の服は、2 年前、皇居で雅楽を鑑賞した時と似たような取り合わせ。まるで紅白の梅が咲いているかのようです。
■23 歳になられた愛子さま
これからどんなご様子で、どんな言葉を聞かせてくださるでしょう。初めて公務で外国を訪問されることもあるでしょうか。
これからも「初めての愛子さま」に出会える日が楽しみです。