3年ぶりに日本のクロマグロの漁獲枠が増えることになりました。これから年末年始にかけてマグロを食べる機会も多くなると思います。気になる今後の価格はどうなるのでしょうか?
【画像】日本のクロマグロ漁獲枠 大型は1.5倍、小型が1.1倍 資源回復傾向で
■大型クロマグロの漁獲枠1.5倍に
大阪から来店した客
「めちゃくちゃおいしいです。このマグロが食べたくて」
クロマグロは、まろやかな甘さととろけるような食感が特徴で、その高級さから「海のダイヤ」とも呼ばれています。
広島から来店した客
「このマグロは間違いないです」
マグロ類の資源管理を話し合う国際会議がフィジーで行われ、3日夜に日本の漁獲枠拡大が決まりました。
来年1月から再来年3月までに日本が漁獲できるクロマグロは、大型がこれまでの1.5倍の8421トン、小型が1.1倍の4407トンに増えます。
魚食普及推進センター 早武忠利さん
「クロマグロが減っているのではないかということで、小さいクロマグロを取らないようにしようとルールを適用して頑張っていた。資源は回復傾向。『取っても大丈夫だろう』ということになった」
増枠の合意は3年ぶりで、小型魚は漁獲規制が設けられた2015年以降初めてです。
■価格安くなる?「多く仕入れお客に還元」
漁獲枠の拡大で、今後のマグロの価格はどうなるのでしょうか?
魚河岸 中與商店 前里芳樹チーフ
「漁獲量が増えてくれると、値段自体も少しは下がってくるのかとは思います。多く仕入れられたら客に還元したいので、2割でも3割でも安く販売したい」
4年連続初競りで「一番マグロ」を競り落としているやま幸の山口幸隆社長も次のように話します。
山口社長
「取る方も良いですし、我々としてもすごく良かったと思います。皆さんが安価な値段で日本の素晴らしいマグロを食べる機会が増えてくるんじゃないか」
(「グッド!モーニング」2024年12月4日放送分より)
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