元トランスジェンダーの芸人が元カレとの切ない別れを告白。ドラマの詰まったエピソードに、タレントのぺえも「(芸人として)すっごい売れて欲しい」とコメントを漏らした。
12月12日、タレントのぺえ、YouTuber・平成フラミンゴのRIHO、お笑いコンビ・紅しょうがの稲田美紀がMCを務めるテレビ朝日系バラエティー番組『私が愛した地獄』が放送。当番組では他人から見れば地獄でも本人にとっては「忘れられない沼った恋愛」について街頭インタビューを交えながら語り合っていく。
お笑いコンビ・あたためてプリンのデイジー(41歳)が語ったのは7年半付き合ったという元カレについて。その男性とは『女として生きてるけど戸籍はまだ男』と自己紹介を載せていたmixiのコミュニティで出会ったそうだ。
8歳ほど年下だったと言うその男性とお付き合いをすることになり、3年経ったころ、同棲をするように。その後も付き合いは続き「結婚する」と親にも会い、冷蔵庫が壊れた時には「次どこに引っ越しても間取り的に大丈夫じゃん」と言う彼の言葉を受け、想定よりも1~2万円高かった両面開きの大きな冷蔵庫を、デイジーの奢りで購入したという。そして冷蔵庫が届く前に「気持ちに身体を合わせよう」とデイジーはタイで性転換手術をすることに。
しかし、手術を終え日本に帰国し戸籍も女性に変更して落ち着いたころ、彼が急に「1人で宮古島行きたい」と言い出し距離ができてしまったそうだ。
「その時はもう彼は次元が違う顔になってた」「1度そうなっちゃうとどんなに私が変えようと思ってもここに彼はいるんだけど魂は向こうみたいな。『あ…もう無理だ…』と思って、私が『じゃあいいよ、分かった』って言って…そのまま1ヶ月以内にマンション解約して彼は宮古島に行き私は1人暮らしを始め…」と当時を振り返るデイジー。
別れた理由は今でも分かっていないそうだが「でも理由は追わないことにしてる」と語った。そして「その瞬間はパッと別れたんだけど、1人になって冷蔵庫デカいじゃん?開けると冷たいんだ冷蔵庫って…当たり前なんだけど。それで、すごい悲しかった」と笑うデイジー。「それでお笑い始めたんだけど。『なんか楽しいことしたい』って思ってお笑い養成所通い出して、それで今がある。よかったかな、芸人やって」と元カレとの切ない別れを振り返った。
終始笑顔で思い出を語ったデイジーに、スタジオのぺえは「デイジーすっごい売れて欲しい」とコメント。MC陣は「(恋人と)大きい買い物をして、その後別れたらどうする?」と言う議題で意見を交わし合った。