サバイバルオーディション番組『PROJECT 7』第9話にて、練習生のビンファがパートを巡って号泣しながら苦しんだ。
『PROJECT 7』は、総勢200名の参加者が挑む、過去最大規模のボーイズグループ誕生オーディション番組。視聴者が“ワールドアセンブラー”となって毎ラウンドごとに練習生を選択して新しいチームを作る“組み立て”や“強化”の概念を取り入れた、新感覚の番組だ。MCは俳優のイ・スヒョクが務め、ディレクターにはイ・ヘインを筆頭に、バダ、RyuD、元Wanna Oneのハ・ソンウン、ライオン・ジョンらが集結している。デビューの座を掴むのは7名。
「本当に僕に似合いそうなパートだから…」
「オリジナルマッチ」では、35名の練習生が、5チームに分かれて新曲のパフォーマンスを披露する。中国出身で美しいビジュアルでも注目されるビンファ(22歳)は、自身が披露する楽曲「Time after time」について、「やりたいことを諦めずに努力し続けて、最後まで突っ走る姿が感じられました。すごく感動しました」と、かなり惚れ込んだ様子だ。
ボーカルの実力者が多く、パート分けで白熱の争いが繰り広げられる「Time after time」チーム。ビンファは片手をゆっくりと上げる振付がとても気に入ったといい、「このパートがすごく好き。手をすごく綺麗に使うんですよね。この振付、僕は自信があります」と、リードボーカル2に立候補する。
ビンファはさらに「発音の問題もあって、練習したらできる自信があります。パッと顔だけを映すシーンがあって。僕は顔にも自信があるから」と、自分がこのパートに合っていることを主張。チームメイトもそれは認めつつ、やはり歌の上手い人でパートを決めていこうという方向性になり、ビンファは「歌が上手な人が多いので、僕がしたいパートができないんじゃないかと思い、怖いです」と話す。
投票の結果、リードボーカル2を逃し、ラップパートを担当することになったビンファ。「ラッパーとして選ばれて驚きましたし、ちょっと心配でした」と本音をこぼす。やがてビンファはダンス練習で体が動かず、硬直してしまう。その表情は暗く、ビンファは練習中に泣き出してしまった。
「パートの問題だから仕方ない」と自分に言い聞かせるも、涙が止まらないビンファ。「デビュー組の7位まで一度も入ったことがありません。本当にここでデビューしたいので、もっと頑張って、よく見せたいんです、前回の『LALALALA』のステージが終わって、いろんな非難を受けました。ビンファは歌が下手と言われたんですが、この曲で本当に僕に似合いそうなパートがあるので、そのパートに再チャレンジしたい。でもウチェンユさんが担当しているから、僕にはチャレンジできません」と泣きながらメンバーに吐露する。
ウチェンユ(22歳)はビンファの話を優しく聞きながら、「僕のパートをあげるよ」と話す。ウチェンユは現在34位。「今回生き残れるかどうかわからないし、ビンファが本気でやりたいなら、自分のパートをあげるよと言ってしまいました。僕はこのパートをやってもやらなくても落ちそうな気がして……」と目を潤ませる。ウチェンユと仲がいいビンファは苦しみながら「今もすごく悩んでいます。僕はこのパートが本当に上手くできそうだけど、僕がやるとすごくウチェンユくんに申し訳ない」と、苦悩の涙を流し続けた。
(『PROJECT 7』/ABEMA K-POPチャンネル)