1児の母親で先天性四肢欠損症のタレント・佐野有美(34)が手足がないことへの本音を語った。
短い左足に3本の指があるのみの先天性四肢欠損症で生まれた佐野。2017年に結婚し、2020年5月に長女のめいちゃんを出産した。
佐野は9日、YouTubeに投稿した動画で視聴者からの質問に回答。「手足が欲しいと思う時はある?」という質問に、「そりゃありますよ」「子どもの頃は両親や周りの方のおかげで一般学校で過ごすことが出来た」と、振り返った。そして「一番本当に欲しいと思った時は やはり娘が生まれた時に抱っこしたい 手が欲しいと思った時です」「抱っこも 抱っこひもを使って 抱っこしている感覚というのを味わうことは出来たんですけど でもやはり自分の手で"娘を抱っこしたいという気持ち"は、すごくありました」と、本音を明かした。
「周りと比べることはありますか?」という質問には「昔はすごくありました」「でも周りと比べたってマイナスにしかならない」「だから今は比べるといったらきのうの自分と比べるようにしています」「きのうの自分と比べると ちょっとここ成長できたなとかプラスに考えることが出来ている」と、前向きな心持ちを語った。
佐野の動画に「抱っこできない悲しい気持ちを乗り越えて、お母さんの かがみだと思います」「出来ることを一生懸命やっているだけでも素晴らしいと思います」「周りと比べずにきのうの自分と比べようって言葉が心にささりました」など、応援のコメントが寄せられている。(『ABEMA NEWS』より)