日本航空にサイバー攻撃 システム障害6時間、年の瀬の空港が混乱
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 帰省客らが巻き込まれました。26日、日本航空がサイバー攻撃を受けて一時システム障害が発生し、航空機の欠航や遅れが発生しました。移動が増える年末年始への影響も心配されています。

【画像】日本航空が受けた「DDoS攻撃」とは 国内企業や政府機関に昨年896万件もあった

■データ流出・ウイルス被害は確認されず

システム障害
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 帰省客や旅行客で混雑する空港は、突然の事態に混乱しました。26日午前7時24分ごろから、サイバー攻撃で日本航空の手荷物を預かるシステムなどに不具合が発生しました。

福岡に帰省 
「手荷物預けるのにも時間がかかって」

3世代で沖縄旅行 
「荷物のバーコードが反映されなくて」

 当日分の航空券の新規販売も一時停止されました。遅延と混乱は大阪や北海道でも…。

6時間で復旧
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 システムの不具合は6時間後に復旧し、顧客データの流出やウイルス被害は確認されていませんが、遅延の影響は続きました。

福岡に帰省 
「良かったかもしれないけど、まだ飛ぶのか、ちゃんと着くのか。不安はあります。あと2時間以上は待ちます」

26日の欠航
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 この影響で羽田からの国内線4便が欠航。国内線・国際線合わせて71便に30分以上、最大4時間あまりの遅れが出ました。27日も1便の欠航が決まっています。

■誰が何の目的で? 専門家に聞く

DDoS攻撃
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 日本航空は「DDoS攻撃を受けた」と警視庁に伝えているといいます。

 DDoS攻撃とは、攻撃者が複数のパソコンなどから一気に大量のデータを相手サーバーに流し込み、不具合を起こさせるサイバー攻撃です。誰が何の目的で行うのでしょうか。

サイバージムジャパン 河村正史執行役員 
「単純な嫌がらせのことが多いかと思います。実際に攻撃する人はコンピューターとかネットワークの技術がなくても、簡単に依頼をすればできてしまうビジネスモデルが出来上がっている状態」

去年はおよそ896万件、今年5月にJR東日本もDDoS攻撃に
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 国内の政府機関や企業へのDDoS攻撃は去年、およそ896万件も起きています。今年5月にJR東日本「モバイルSuica」などが使えなくなったのもDDoS攻撃によるものでした。

三菱UFJ銀行にも
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 26日には三菱UFJ銀行もDDoS攻撃を受け、一時ネットバンキングにログインしにくい状態になりました。

 28日から最大9連休の年末年始、再び今回のようなサイバー攻撃が起こる可能性はあるのでしょうか。

河村執行役員 
「可能性としてはあり得ます。いくら対策しても攻撃者は、さらに上の技術をもって攻撃を仕掛けてきますので。なかなか止めるというのは難しいかと思うのですけど」

(「グッド!モーニング」2024年12月27日放送分より)

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