26日、サイバー攻撃を受け、システム障害が起きた日本航空。一足早く帰省する人たちなど利用者に大きな影響が出ました。
【画像】JALサイバー攻撃「アプリも使えなくて大変」 飛行機欠航…忘年会参加のため新幹線に切り替え
■午前1時に羽田到着 終電なし
26日、サイバー攻撃を受け、システム障害が起きた日本航空。影響は深夜まで続き、沖縄からの最終便は2時間以上遅れた深夜1時に到着。乗客は疲労困憊(こんぱい)の様子です。
沖縄から最終便で羽田に到着
「(Q.沖縄を何時発の予定だった?)20時50分発の予定が23時発になって」
「(Q.こっちの到着が?)深夜1時です。しょうがないですよね」
「(Q.電車はないがどうやって帰る?)羽田空港に止めてる車で帰ります」
一方、親戚に会うため沖縄を訪れていたという男性。
沖縄から最終便で羽田に到着
「年末だから子どもを連れて帰省の方も多かったんですけど、結構疲れている方とか、お子さんがぐったりしている方が多かった」
当初、電車で神奈川県にある自宅に帰る予定だったといいますが、すでに終電は出てしまっていました。
沖縄から最終便で羽田に到着
「私はもう帰る便がないので、第3ターミナルのほうに移動して、そこで始発を待つことにする」
連絡バスに乗って第3ターミナルまで移動。男性は、このまま空港で寝て始発まで時間をつぶすといいます。
沖縄から最終便で羽田に到着
「ソファは全部埋まってて横になれる場所があったので、ここはちょうど空いていた」
■JALサイバー攻撃 最大4時間遅れ
26日、朝から各地の空港で起きた大混乱。
羽田空港では、荷物が預けられない、チェックインができないなどのシステムトラブルが相次ぎました。
原因は日本航空へのサイバー攻撃。日本航空によると、午前7時半ごろに、サイバー攻撃が発生。社内外をつなぐネットワークに不具合が発生しました。
日本航空は、26日出発の国内線と国際線の航空券の販売を停止。アプリも使えなくなりました。
中国へ
「(Q.サイバー攻撃と聞いて)飛行機に乗るの怖いですね」
上海へ
「途中で墜落するより安全にクリアして飛べたらいいです。怒ってもしょうがないし、待っているだけです」
午後1時20分にシステムは復旧。しかし、その後も混乱は続き、日本航空の国内線60便、国際線11便に30分以上の遅れが発生。電光掲示板には遅れの表示が相次ぎました。
国際線では羽田発ロンドン行きの便で、最大4時間2分の遅れが出ました。さらに羽田空港と伊丹空港を結ぶ路線などを中心とした5便が欠航。合わせて793人に影響が出ました。
日本航空
「ご利用のお客さま、ご関係の皆さまにご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」
■欠航したため…大阪から新幹線で東京へ
26日、東京駅で出会ったのは、大阪から新幹線でやってきたという医師。この日は、都内で行われる忘年会に参加するため、飛行機を予約していたといいます。しかし…。
大阪在住の医師
「(伊丹空港発)午後4時半の便で、(羽田空港)午後5時半に到着する予定だった。ずっとJALからメールが来て『運航するか分からない』とか、そんな感じでアプリも使えなくて大変でした」
その後、搭乗予定だった飛行機が欠航。
大阪在住の医師
「ずっと、どうしようどうしようって感じで。なんとかなるだろうと思って結局、新幹線で」
急ぎ足で建物に入っていく女性。早めに新幹線に切り替えたことで、遅刻はしたものの無事、忘年会に参加できたといいます。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年12月27日放送分より)
この記事の画像一覧