石破茂総理大臣は今後、国会で予算案が否決された場合、「国民の信を問うことは当然あり得るべき」と衆議院を解散する可能性に言及しました。
■石破総理「しんどい」ぼやきも
27日、臨時閣議で決定した来年度予算案。一般会計の総額は115兆5415億円で、当初予算としては過去最大です。
石破総理
「少数与党ですので、野党が賛成していただくことがなければ、(予算案は)成立しません。年明けの国会におきまして、多くの賛同が得られるよう、誠心誠意説明をさせていただき、早期の成立を目指したい」
来月の通常国会でも、野党と協力していくことを強調した石破総理。しかし、その後行われた講演で言及したのは「衆議院解散の可能性」です。
石破総理
「不信任が通ったのはやむを得ないなと。あるいは、それに匹敵するような予算案が否決されたとか、極めて重要な法案が否決されたとか、そういう場合に衆議院の意思と内閣の意思とどちらが正しいか、国民の皆様に決めて頂きましょうというのは、憲法の趣旨からして当然あり得るべきことだと思います」
「今、解散をするつもりはない」と断りつつも、内閣不信任案が可決されたり、予算案が否決されたりした場合、衆議院を解散する選択肢もあり得ると述べました。
与党が過半数を下回るなか、野党が共闘すれば、内閣不信任案が可決される可能性があります。
一方、講演ではぼやきともとれる言葉を連発しました。
石破総理
「普通の大臣の何倍もしんどい。新聞を読んでも誰も褒めてくれていない。ネットを見れば本当に悲しくなる。寝る時間もほとんどない」
(「グッド!モーニング」2024年12月28日放送分より)
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