2つの穴がつながる…埼玉・八潮市の道路陥没 転落ドライバーの救助難航
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 埼玉県八潮市の交差点で起きた道路の陥没で、転落したトラックドライバーの救助活動が難航するなか、穴が拡大し、現場に緊張が走っています。

【画像】新たに陥没で2つの穴が巨大な1つに 慌てて消防車を移動

■下水道使用自粛呼びかけ 120万人に影響か

新たな陥没
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 30日午前2時36分の映像を見ると、またも道路が陥没。それまで2つだった穴が、巨大な1つの穴になりました。

急いで消防車を避難
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 その直後、救助隊員が慌てて穴の近くにあった消防車を避難させる様子が映し出されています。

 3時30分、陥没はさらに広がります。

下水の緊急放流も開始
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 29日午後11時すぎ、ホースから勢いよく流れているのは下水です。陥没した道路に下水が流れ込むことを防ぐため、ポンプ車を使って地下水を消毒し、河川に流す作業が行われています。

埼玉県 大野元裕知事
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埼玉県 大野元裕知事
「今後、陥没が拡大する可能性を否定できません。風呂とか洗濯とか大量の水を使うものは、可能な限りご協力いただきたい」

 埼玉県は120万人の市民に対して、下水道の使用制限を求めています。

■転落救助難航 ドローンで穴の内部を調査

2つ目の穴に落ちた飲食店の巨大看板
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 突然開いた2つ目の穴に落ちた飲食店の巨大看板。この看板の飲食店に話を聞くことができました。

「まさかこんなことが起きるのか」
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サガミホールディングス
吉本康之さん

「まさかこんなことが起きるのかというのが正直な感想。現在店舗周辺が警戒区域になっていて、詳細の確認ができない」

店内に立ち入ることできず
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 当面の食材の発注は止めましたが、冷蔵庫には食材が置かれたまま。店内に立ち入ることはできません。

吉本さん
「営業休止による売り上げの影響をはじめ、従業員の給与補償、食材の廃棄、建物の補修等も想定される」

ドローンで穴の内部を調査
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 トラックを引き上げようとした際に2つ目の穴が生まれたことで、救助活動は難航。29日午後になると、ドローンを使って穴の内部を調査しました。

 当初は救助隊員の呼びかけに応じていた74歳のトラックドライバーですが、現在は応答がない状況です。

■「風呂にも入らず」住民心配 救助後押し

近隣住民も救助後押し
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 近隣住民も、下水制限に協力して救助を後押ししています。

近隣住民
「なるべく下水道は少なめにという感じで言ってたので。ここが洗面所とトイレなんですけど、洗濯もしてないし。風呂もきのう入らなかったです」

新たな陥没でけが人なし
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 消防によりますと、未明に起きた新たな陥没によるけが人はいないということですが、今後の救助方法については現場で協議が行われています。

(「グッド!モーニング」2025年1月30日放送分より)

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