愛の形もデカさも勇者級！「葬送のフリーレン」ヒンメルが残したナルシストな言葉と自分の像

葬送のフリーレン

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　勇者ヒンメル（CV：岡本信彦）は、各地で自身の姿を銅像にして残している。「後世にしっかりと僕のイケメンぶりを残しておかないと」とおちゃらけるヒンメルだったが、本音はフリーレン（CV：種崎敦美）への大きな愛ゆえのものだった。アニメ「葬送のフリーレン」第7話で明かされたヒンメルの思いは、何度見てもぐっとこみ上げるものがある。

【映像】ヒンメルがフリーレンに残した愛の形（7分19秒ごろ～）

　現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレン（CV：種崎敦美）が弟子のフェルン（CV：市ノ瀬加那）、戦士のシュタルク（CV：小林千晃）と共に“人を知るための旅”をする物語だ。

　数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊13巻現在で累計発行部数2200万部を超える。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX（旧Twitter）でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ大ヒット作となった。アニメ第2期の制作も発表されている。

　ヒンメルはかつてフリーレンらと魔王を討伐したパーティの勇者。イケメンを自称するナルシストだが、仲間思いで困っている人を助けずにはいられない性格をしている。ヒンメルの言葉や考え方は、10年間共に冒険をしたフリーレンに大きな影響を与え、ヒンメルもまたフリーレンに対し大きな想いを抱いていた。

　ヒンメルの死から28年後、フリーレン一行はかつてヒンメルらと魔族から守った町を訪れた。町ではちょうどヒンメルたちを称える祭りが行われ、中央広場にある彼らの銅像は華やかに飾りつけられていた。

　多くの人々を助けてきたヒンメルは、この町だけでなく各地で自身の像を建ててもらっている。フリーレンと共に旅する間にも多くの像を作らせており、フリーレンの回想でのヒンメルは職人に5回もリテイクさせて自分の銅像を作らせたこともあった。

　フリーレンは、なぜ自分の銅像をたくさん作ってもらうのか、ヒンメルに尋ねた。ヒンメルは「みんなに覚えていてほしいと思ってね。僕たちは君と違って長く生きるわけじゃないから」と言いつつ、「後世にしっかりと僕のイケメンぶりを残しておかないと」とおどけてみせる。しかし、すぐに続けて「でも一番の理由は、君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな」とフリーレンに思いを明かした。

　この言葉に、放送当時「ヒンメル……!!!!!惚れちまうじゃんか!!!!!」「ヒンメルって顔も中身もイケメンよな」「イケメンにも程がある」「フリーレン愛が深い」と感動した視聴者が続出。広場の銅像の前で「これ、100年後も続いているかな？」と祭りに思いを馳せるフリーレンの姿も印象的な回だ。

※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C) 山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

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