イケメンがカンストしてた勇者ヒンメル、フリーレンへのプレゼントが衝撃的だった

葬送のフリーレン

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　「君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな」――勇者ヒンメル（CV：岡本信彦）が残した“プレゼント”に、「こんな愛の伝え方があるのか!?」と衝撃を受けた人は多いだろう。アニメ「葬送のフリーレン」第7話で語られたヒンメルのフリーレン（CV：種崎敦美）に対する深すぎる愛の形は、イケメンすぎて誰もかなわないものだった。

【映像】ヒンメルがフリーレンに残した愛の形（7分19秒ごろ～）

　かつてフリーレンと共に魔王を討伐したパーティの勇者であるヒンメルは、自称イケメンのナルシストである一方、困っている人を助けずにはいられないほど優しい性格の持ち主。仲間思いで、とりわけフリーレンへの想いも大きく、そんなヒンメルにフリーレンも大きな影響を受けていた。

　第7話では、そんなヒンメルのフリーレンへの想いがわかるシーンがあった。これまで多くの人々を魔族から守り、助けてきたヒンメルは、各地で自身の像を建ててもらっていた。ときには何度も職人にリテイクさせるほど熱心に銅像を作るヒンメルに、フリーレンはなぜ自身の銅像をこれほどたくさん作ってもらうのか理由を聞いた。ヒンメルは「みんなに覚えていてほしいと思ってね。僕たちは君と違って長く生きるわけじゃないから」と言うと、「後世にしっかりと僕のイケメンぶりを残しておかないと」と自他共に認めるナルシストっぷりを発揮する。しかし、その後すぐに「でも一番の理由は、君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな」と本音を明かした。ヒンメルは、自分たち人間とは比較にならないほど長く生きるエルフであるフリーレンのことを思い、寂しくならないよう自分たちが存在した証を残そうとしていたのだった。

　ヒンメルの死から28年経った後、フリーレンはかつてヒンメルたちと魔族の手から守った町を訪れる。そこでは毎年行われているという、勇者一行を称える祭りが行われており、広場にあるヒンメルたちの銅像が飾りつけられているのを目にした。フリーレンは、銅像を見てヒンメルの言葉を思い出しながら「これ、100年後も続いているかな？」と祭りの行く末に思いを馳せていた。

　銅像に込められたヒンメルのフリーレンへの想いに、放送当時「ヒンメル本当優しすぎるイケメン」「ほんとかっこいいなこの勇者……」「んーヒンメル良い性格してる」「イケメンすぎんかこの勇者」と多くの人が心を動かされていた。時を超えたフリーレンへのプレゼントとも言える銅像は、視聴者の心の中にも強く残ったようだ。

　現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレンが弟子のフェルン（CV：市ノ瀬加那）、戦士のシュタルク（CV：小林千晃）と共に“人を知るための旅”をする物語だ。

　数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊13巻現在で累計発行部数2200万部を超える。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX（旧Twitter）でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ大ヒット作となった。アニメ第2期の制作も発表されている。

※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C) 山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

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