アニメ「葬送のフリーレン」第10話では、大魔族のアウラ(CV:竹達彩奈)が50年もの間姿をくらませていた理由と思われるシーンが一瞬だけ描かれている。そこには勇者ヒンメル(CV:岡本信彦)が関係しているようで、発見したファンも“余程トラウマだったのか”と想像を膨らませている。
“断頭台のアウラ”の異名を持つアウラは、魔王直属の“七崩賢”の1人。500年以上生きた大魔族で、相手と自分の魂を“服従の天秤”にかけて自分より魔力が劣る者を操る強力な魔法を使う。そんな強大な力を持つアウラだが、かつて勇者一行との戦いで撤退してから消息不明になっており、ヒンメルの死後再び軍勢を引き連れ復活していた。
フリーレン(CV:種崎敦美)とアウラが戦った第10話では、フリーレンの過去が描かれ、その中にはヒンメルたちとの出会いのエピソードもあった。フリーレンがヒンメル一行に声をかけられ仲間に入ると、その後魔王を討伐するまでの旅の様子がダイジェストのように連続した静止画で次々と映し出される。その中には、ヒンメルがアウラを斬りつけている場面があるのだ。ヒンメルに肩口から斬られたアウラのダメージは相当なもので、“服従の天秤”も手から離れてしまっていた。ヒンメルとの戦いでアウラはかなり追い詰められたようだった。
一瞬だけ映った1シーンだったが、視聴者からは「表に出ないのも納得」「アウラ様ヒンメル達にやられちゃってたのね」「余程トラウマなんやな」「天秤を持った腕をヒンメルに切られて発動する暇もなく負けたのか」との声が相次ぐなど大きな話題に。多くの人が “アウラはヒンメルを恐れて、ずっと姿をくらませていたのではないか”と考える所以だ。
現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレンが弟子のフェルン(CV:市ノ瀬加那)、戦士のシュタルク(CV:小林千晃)と共に“人を知るための旅”をする物語だ。
数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊13巻現在で累計発行部数2200万部を超える。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ大ヒット作となった。アニメ第2期の制作も発表されている。
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | 冒険の終わり | フリーレンの涙 |
| 2 | 別に魔法じゃなくたって… | 約束の花 |
| 3 | 人を殺す魔法 | スカート捲ったクソガキ |
| 4 | 魂の眠る地 | かけがえのない「たった10年」 |
| 5 | 死者の幻影 | 「撃て」 |
| 6 | 村の英雄 | ド迫力のシュタルクvs竜! |
| 7 | おとぎ話のようなもの | ヒンメルが銅像を残す理由 |
| 8 | 葬送のフリーレン | 「葬送のフリーレン」の由来 |
| 9 | 断頭台のアウラ | 「ヒンメルはもういないじゃない」 |
| 10 | 強い魔法使い | 「自害しろ」のリップシンク |
| 11 | 北側諸国の冬 | 漫画作者描き下ろしの女神 |
| 12 | 本物の勇者 | シュタルクの兄との思い出 |
| 13 | 同族嫌悪 | 魅惑(?)の投げキッス |
| 14 | 若者の特権 | むねキュン過ぎる指輪渡し |
| 15 | 厄介事の匂い | 長尺で描かれたダンス |
| 16 | 長寿友達 | 最愛の人を喪った長寿種 |
| 17 | じゃあ元気で | 「もう付き合っちゃえよ!!!」 |
| 18 | 一級魔法使い選抜試験 | 空が半分しか見えない大きさ |
| 19 | 入念な計画 | 奇襲を完璧に防ぐフェルン |
| 20 | 必要な殺し | 必要なおんぶ |
| 21 | 魔法の世界 | 「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」 |
| 22 | 次からは敵同士 | めんどさ全開なフェルン |
| 23 | 迷宮攻略 | また箱から尻出してる |
| 24 | 完璧な複製体 | やきもちフェルンのハグ |
| 25 | 致命的な隙 | モジモジフリーレン |
| 26 | 魔法の高み | 金のミミックからも尻出し |
| 27 | 人間の時代 | 少年ヒンメルの出会い |
| 28 | また会ったときに恥ずかしいからね | 孫弟子と同じ嫌顔 |





