春本番!“フライング花見” まだつぼみでも…早朝から場所取り 各地で今年初の夏日
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 23日は、東日本・西日本が初夏のような陽気となり、東京都心を始め、各地で今年初めて25℃を超える夏日となりました。都内では桜がつぼみなのに、お花見の場所取りをする人の姿も見られました。

【画像】陽炎が揺れる春の陽気 東京都心も夏日に 高知で開花発表

■高知・熊本で開花宣言 各地で気温急上昇

各地で今年初の夏日
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 春とは思えない強い日差し。道路の上には陽炎(かげろう)が漂っていました。

 23日、東日本から西日本にかけて、上空の暖かい空気や日差しの影響で気温が急上昇。宮崎県日向市では28.3℃を観測し、全国で最も気温が高くなりました。東京都心でも25℃を超えるなど、関東でも今年初の夏日となりました。

高知・熊本で開花宣言
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 そんな暖かさに誘われて、高知で全国で最も早いソメイヨシノの開花が発表されました。

高知地方気象台の担当者 
「5輪から6輪以上咲いていることが確認できましたので、これにて開花宣言いたします」

 さらに1時間後には、熊本でも開花が発表されました。

■ソメイヨシノはつぼみのまま 上野公園は混雑

上野公園は混雑
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 気になるのは東京の開花がいつになるかですが、「花見の名所」上野公園は早咲きの桜を見に来た観光客で大混雑でした。

花見客 
「(Q.きょうはどちらからいらっしゃったんですか?)新潟です。花見に来たんです。きれいです。向こうは2メートルくらいまだ雪があるので、こっちに来たらすごいきれいですし、天気も良くて」

にぎわう花見客
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 一方、園内の宴会エリアは、まだ桜は咲いていないものの、多くの人でにぎわっていました。

 この日、上野公園の「ソメイヨシノ」は開花には至らず、つぼみのまま。それでも、宴会を楽しむ多くの人々で大にぎわいでした。

宴会中の花見客 
「きょうは、そもそも『花見』じゃなくて、タイトルが『つぼ見』なので、全然問題ないです。場所よし!天気よし!桜なし!なので」

 ひときわ大きいブルーシートに座るグループは、特大ブルーシートをおよそ2万円で購入。早朝5時から場所取りをする気合の入れようです。

宴会中の花見客 
「朝の5時ぐらいから(場所取り)。5時前ぐらいから準備を始めて…」

宴会中の花見客 
「20時までは宴会していいそうなんで、ここからっす!」

■公園前で渋滞発生 子どもたちは水遊び

満開の桜
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 千葉県船橋市の公園では23日、桜を見に訪れた車で渋滞が発生していました。お目当ては、満開を迎えた早咲きの桜。暖かい日差しがピンク色に照らします。

花見に訪れた家族 
「(Q.きょうは、どちらから来られたんですか?)東京の墨田区です。きれいだなって今、話していましたね。あんまり墨田区とかで見ないような桜なんで、すごく来てよかったなって感じですね」

花見に訪れた家族 
「ここはよく来るんですけど、ちょうど桜が咲いているって聞いたので、桜の下でごはんを食べに来ました。思ったよりね、暖かいね」「暑い!」

 23日の船橋市では、6月上旬並みの25.2℃を観測。半袖になる人や水場で遊ぶ子どもたちの姿がありました。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年3月24日放送分より)

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