ロシア「制裁一部解除が条件」“黒海停戦で合意”も…高い要求

アメリカのトランプ大統領が仲介する形で行われてきた和平交渉ですが、黒海における停戦の合意が、アメリカとロシア両国から発表されました。

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恒久的和平に向けたロードマップ。第1段階は、エネルギー施設への攻撃停止で、黒海における停戦が、2段階目に位置づけられています。

実現すればゴールに大きく近づきますが、ロシアが投げてきたボールは、高すぎるといわざるを得ません。

貿易取引の制限解除など、欧米がロシアに科している制裁の一部解除を黒海停戦の条件にしました。

ウクライナ　ゼレンスキー大統領
「協議が行われたこの日に、ロシアは小細工を始めました。すでに、合意内容をねじ曲げ、仲介者も全世界をも欺くつもりです」

制裁解除には、ヨーロッパ諸国の協力が不可欠で、難航するのが目に見えていますが、少なくともトランプ大統領は前向きです。

アメリカ　トランプ大統領
「すべての条件を再検討している。5つか6つある」

ただ、さすがに疑心暗鬼になってきたのか、保守系メディアのインタビューで、こんな心境を吐露しています。

アメリカ　トランプ大統領
「ロシアは戦争を終わらせたがっているが、“引き延ばし”にかかっている可能性もある。私にも経験がある。契約にはサインはしたくないが、ゲームには残りたい。本音では、やりたくないのかもしれない。私にもわからない」