
一時高騰していた葉物野菜が、軒並み安くなっています。レタスは1玉100円ほどまで安くなりました。その一方で、旬を迎えたタケノコが例年の倍近くの高さになっています。
【画像】ポカポカ陽気で大きく成長 出荷の最盛期を迎えるキャベツ
■タケノコ「ウラ年」7割高

春の味覚タケノコ。香ばしい香りと素材本来の甘みが楽しめる焼きタケノコに、ふっくらおいしい炊き込みごはんが恋しくなる時期です。例年では価格が下がってくる時期ですが、割高となっています。

炊き込みごはんを4人分作ることができる鹿児島産のタケノコは、例年500円ほどですが、3日は881円。7割増しの価格です。
スーパーアキダイ 秋葉弘道社長
「今年は本当に異常です。タケノコは1年おきにオモテとウラがあって、今年はウラ年になっているので、非常に出が少ない年です」

これから収穫の最盛期を迎えるのが、関東近郊です。高値は続くとみられますが、出荷が集中して在庫が増える再来週がチャンスだといいます。
秋葉社長
「安定しない年だとは思うが、それでもタケノコが出る瞬間がある。(4月)半ば以降から20日ぐらいまでが、一番安くて良いものがいっぱい出回ってくると思います」
■キャベツがお得 518円が213円に
一方でお得な野菜は?
秋葉社長
「キャベツです。だいぶ(価格が)下がった」

今、出回っているのは愛知や神奈川産がメイン。1月に1玉518円だったキャベツは3日、213円に。同じ葉物野菜のレタスも1玉108円と大幅に安くなっています。
秋葉社長
「半値になっていれば、ずいぶん下がったと思いますよね。笑顔の客が多いような気がします」
スーパーの目立つ所に並べられ次から次へと売れていきます。
買い物客(50代)
「やっと生野菜のサラダとかがたくさん出せるようになってきた」

キャベツ1キロあたりの小売価格は、500円を超える高値が続いていた1月以降に徐々に下がり、先週には4割ほど安い347円になりました。
キャベツの一大産地・茨城に向かうと、本来なら先週までに収穫する予定でしたが、寒波の影響で成長が3週間ほど遅れているため、これから出荷の最盛期を迎えます。

2週間前に訪れた時は手の平より少し大きいくらいでしたが、先週のぽかぽか陽気で一回りほど大きく成長しました。
(「グッド!モーニング」2025年4月4日放送分より)
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