
この週末、全国的に今年一番の暑さになり、関東では今シーズン初めて「真夏日」となった。
■江の島大混雑 海水浴でまさかの“強襲”も

19日午後2時すぎ、神奈川県の江の島には、かなり多くの人が訪れていて、歩道は埋め尽くされていた。
各地で異例の暑さとなるなか、江の島は大混雑だった。
県内から来た家族
「28℃だと聞いたんですが、体感が思った以上に暑かったので、服装を間違えちゃった。ちょっと異常だと思いますね。年々暑くなる感じがしています」

この暑さでも人が集まったのは、片瀬西浜。19日午後1時ごろ、手元の温度計で25.9℃と日差しもかなり強く、肌がどんどん焼けていくのを感じる。

まだ4月にもかかわらず、浜辺で水遊びをする人で夏のような景色に!
浜辺で遊ぶ家族
「すごい真夏の格好で来ました。4月は今まで来たことないかもしれなくて。江の島といえば夏だったので、夏休みに来ていたんですけど、4月も全然楽しめます」

浜辺に人が増えると、こんなトラブルも起きた。トンビやカラスに襲われている女性たちがいた。何があったのか聞いてみると、昼食のお弁当を取られてしまったという。
トンビやカラスに襲われた女性
「トンビに食べ物をやられて、そしたらカラスが集まってきました」
「(Q.トンビに何を取られた?)お弁当です。もう全然、2口ぐらいしか食べてない」
「ひっくり返されたら、そこに畳みかけるように来た。おかずが全部持っていかれました」
「(Q.トレーのえぐられ方すごいですね)あー本当だ!割れている。トンビの爪じゃない?」
「怖かったです」

気温が上がってくると、日焼けを楽しむ人が増えていく。
市内から訪れた男性
「タンニング(日焼け)です。天気予報を見て、きょう焼けるなって思って。ようやく俺らの時代が来たなみたいな。ずっと待ってました」

思い思いの時間を楽しむなか、音楽に合わせ同じ動きをする人たちの姿があった。
砂浜で行われていたのは、フィットネスイベント。飛び入り参加できるということもあり、この日60人を超える参加者がエクササイズを楽しんでいた。
県内在住のアメリカ人男性も、陽気な音楽に誘われ、飛び入りでイベントに参加した。
県内から訪れた外国人男性
「体を鍛えるのが好きで、暑いけど参加して楽しんでいるよ。とてもとてもありがとうございます」
■万博も暑い!ひんやりスポットに観光客殺到

一方、開幕から1週間が経った大阪・関西万博。
会場アナウンス
「本日は大変暑くなっております」

午前中から、入場ゲート前は大混雑。大阪市は今年最高となる28.1℃を観測。行列に並ぶ多くの人が日傘を差し、暑さをしのいでいた。
来場者
「初めて来ましたけど、暑いですけど、まだ夏よりはね、マシですかね」

親子で万博に訪れた2人。日傘に帽子、アームカバーと完全防備。直射日光が降り注ぐ通路から大屋根リングの下に移動すると…。
来場者
「あ!全然違う」
「涼しいわ」
「全然違いますね!ひんやりして気持ちいい」


どのくらい温度が違うのか、リングの外と下の温度をサーモグラフィーカメラを使って見てみると、リングの下は10℃以上気温が低いのが分かる。

万博会場の暑さ対策は他にも、15分ごとにミストが噴射される「いのちパーク」。噴射口に囲まれた楕円形の広場は、一気に白い霧に包まれ、視界は真っ白になった。
ミストが収まると、中には涼をとるため飛び込んだ多くの人の姿があった。

他にもパビリオンや休憩所など至る所で来場者に向けたミストが設置されていた。

大阪館には「濡れないミスト」を噴射する猫型ロボット。さらには、ガンダムまでもがミストを噴射していた。

来場者に人気だったのが、会場内32カ所に設置された無料給水機。水をくみに来た人は…。
来場者
「めちゃくちゃ冷たくて、生き返りました」
こんなひんやりスポットもある。
来場者
「めちゃくちゃ涼しい」「涼しいです」

空調メーカーが用意した休憩所。その名も「氷のクールスポット」だ。
来場者
「次の場所へ行こうかなと」
「なかなか腰が…」
「長居してしまいました」

気温が上がるなか、大屋根リングの上には多くの人がいた。リングの上から会場内を見ると、青い傘の集団がいるパビリオンがある。

北欧5カ国が集まった北欧館では、来場者向けに青い傘を貸し出していた。
照りつける太陽の下、行列には青い花が咲いていた。

暑さ対策は、来場者も。全身登山ウェアに身を包んだ2人がいた。
来場者
「めっちゃ楽です。もう最強のウェアですね」
「(Q.暑くないんですか?)暑くないですよ!」

通気性が良い素材で軽く、肌も露出しないため、直射日光のもとでも、快適に過ごせるという。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年4月21日放送分より)
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